SHE likesでライターコースをはじめました

 女性専用のキャリアスクールSHE。
 WEBデザイン、WEBマーケティング、Illustrator、UI/UXなど様々なコースが展開されていますが、その中の1つに「ライターコース」があります。
 7つのDAYで構成されるこのコース、DAY1をよし始めるぞ!と思ったら、まさかの受講前課題がありましたので、久々にがんばって文章を書きました。
 noteやるやる詐欺になってしまっていたので、推敲もしておらず粗すぎますが、まずはアウトプットします。恥はかいてこそ。
 そんなわけで、どうぞよろしくお願いいたします。


【受講前課題】もう一度バッターボックスに立つ日

自己紹介

 1993年生まれ・社会人5年目。マス広告の営業3年を経て、WEB広告の営業にジョブチェンジして2年目になりました。SHEにはWEBデザインコースを目当てに入会しましたが、ライターコースも気になっていました。否、本当は「気になっていた」という一言では済ませられないほどに思い入れがありました。受講前に、その気持ちを残しておきたいと思います。

本の虫、改め

 ライターを志す多くの仲間と同じく、小さいころから読むこと・書くことが好きでした。夏休みのイベントと言えば読書感想文で、作文・小論文も苦にしない、それどころかウキウキしながら筆を執るような子どもでした。『耳をすませば』の影響を受けて、小学生の頃には自作小説をWordで書き上げ、自分のホームページを立ち上げて掲載。顔も見たことがない、年上のお姉さんたちが時折くれる感想を宝物のように大事にしていました。
 それが「書けない」「書くのが怖い」に変わったのは、一体いつからだったか。気づいたときには、月10冊は読んでいた読書量も5冊になり、3冊になり。「本の虫」を名乗っていたはずが、もはや活字から逃げるようになってしまいました。
 壮大に書き連ねましたが「逃げるようになった」理由はとてもシンプル。私のちいさなプライドに起因するものでした。

バッターボックスに立ちたくない

 私が生まれ育ったのは、東北の小さな田舎。大型書店などほとんど無く、「文章を書くことが好き」というタイプの人間にも、あまり出くわすことがありませんでした。それ故、端的に言えば井の中の蛙になっていたのでした。
 大学進学と同時に、世の中には自分よりも遥かに美しく、引き込まれる文章をさらりと生み出す人がたくさんいることに、はたと気づきました。「〇〇(本名)さんは文章が上手だね」「読みやすくて面白いよ」「〇〇さん(ハンドルネーム)の続き楽しみにしています!」――そんなキラキラとした言葉たちが、一瞬で色褪せてしまうような恐怖に襲われました。書けば書くほど無意味に思えて、私はとうとう「バッターボックスに立たない」ことを選びました。
 私は本気を出していないだけ。いつか本気を出して書いたものを公表したら、きっと評価されるはず。でも白黒つけられるのは怖いから、『評価未定』の状態でいよう。そんな思いで私は「未定の可能性」に閉じこもりました。

それでも、その景色を見たい

 評価を恐れて、飛んでくるチャンスボールさえも「私は見ていません、興味ありません」という態度を崩さなかった私を変えたもの。阿部広太郎さんの「僕が「素敵禁止」にする理由。」を読み、私はとうとう重い腰を上げました。簡単に言えば「本当に伝えたかった思いを伝える表現を、使い慣れている言葉を充てがうことで済ませてしまっていないか?」という問いかけです。
 漫画、映画、舞台。自分の「好きなもの」の感想をTwitterにつぶやいたり、人に伝えようとするときに、「エモい」「尊い」「しんどい」――阿部さんの記事をきっかけに、そんな言葉をただ吐き出してしまっている自分に気づきました。そしてその状況に慣れきってしまっていたことにも。
 本当に伝えたい思いを表す言葉を見つけることができる。そんな「書くひと」たちだけが見られる景色があったのではないか。それは巧拙によるものではなく、いつかの「本の虫」だった自分には、確かに見えていたのです。もう一度、その景色を見てみたい。
 願いや祈りにも似た気持ちを思い出すとともに、逃げ続けた日々を後悔しました。「エモい」でも「尊い」でもない、大切な一語を見つけられる自分になりたい。この願いを叶えるために、もう一度バッターボックスに立ちたいと思います。
 逃げ癖のついた自分には苦しい道かもしれないけれど、最後まで走り抜きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

【なんちゃってあとがき】
テーマ「自己紹介」なのに大分重いな?!と、自分でもびっくりしました。はちゃめちゃに壮大な1本目のnoteですが、とりあえず所信表明はできたので、2本目からはもう少し軽やかにいきたいです。2本目あるのか?がんばって書いてくれ自分(0時過ぎたのでねむい)

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