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片付けながら自分の許容量を探っている

入院前の部屋は心を反映するように散らかっていました。

「片付けないと」と思いながらも、頭にもやがかかったようにぼんやりしていて、行動に移せなかったのを覚えています。

退院後にリハビリをしながら一念発起して片付けスタート。

途中で、それまでの片付けのように、すっきりしていないのに「もうこれ以上、片付けられない」壁にぶつかりましたが、挫けずに続行。

退院してから1年4か月、いまだに片付けを続ける中で起こったことについてお伝えします。

巷では、人生どん底から片付けをして這い上がってきたという体験をしている方もいらっしゃいますが、私もまさに這い上がっていこうとしている最中です。

片付け効果で悩むことがなくなる

以前書いたのですが、片付けながら自分の心と向き合い「なぜ自分は片付けが苦手なのか」を考え続けていたところ、片付け始めて52日目に、片付けられない理由に気付けました。

それは本当に何気ない考え方の癖であり、そしてその他すべての悩みの種に通じる考え方でした。

気付けたことは大きな収穫で、その後、理由が分からないもやもやを抱えることもなくなり、気付いたら「悩む」ということ自体がなくなっていました。

全てがうまく行っているわけではないのですが、悶々と悩むことはなくなりました。

片付けは「波乗り」

片付けてきて気付いたこと。

「不要物を処分できる」のには、波があります。

波が来たとき、「わー、なんでコレ取っておいたんだろう!」と、それまで必要だと思っていたものたちをドッと処分。

波が過ぎると「もうこれ以上、不要物はない」と、処分することはピタッと止まります。しかし、たくさん処分したはずなのに、すっきりした気分にはなれない。まだまだ何かが多すぎる、でも何かが分からない状態になります。

そして、またしばらくすると波がやってきます。(自分的には)ドーッと処分。しかし、何かがまだ多い。すっきりしない。(そんなに広い部屋で暮らしているわけでもないのに)

私は今回、一気に片付けられなくても良いと思っています。
リハビリ中でシャキシャキ動けないというのもありますが、じっくりと心と向き合いながら、納得するまで(すっきりするまで)片付けようと思っているのです。

1年4か月の間に何度か片付けの波が訪れたので、片付けは波乗りだと思うようになりました。
波乗りサーファーのごとく、波を待って、波が来たらすかさず乗るようにしたいと思っています。

服が増えた理由をしみじみ考える

私は、今回の片付け以前にも片付けをしてきました。

既に、不要な本や服は処分したはずでした。

特に服は「これ以上、処分できるものはない。これからは増やさないことを心掛け、あるものを消費していこう」と思っていました。

しかし、入院前は、いつも同じ何着かの服を着まわしていただけ。そして今、もう不要なものはなかったはずの服の処分の波が来ています。

そこで、しみじみ服が増えた理由を考えてみました。

思い返せば、バイトをしたり社会人になったりして、自由に使えるお金ができたころから、服を買いに行くことが楽しくなり、セールに足を運ぶようになり、同じような服でも気になるものがあると買っているうちに、着きれないほどの服の量になった気がします。

ある程度の値段がしたコートなどは特に処分がしづらく、しかもかさばるという状況……。

今の服って、軽量で着やすくなっていると思うのですが、一昔前のは重たくて着づらい……。

以前は「まだ着られる」と思っていたこれらの服も、少しずつ処分できるときがやってきたようです。

自分の許容量を探る

人にはそれぞれ許容量があると思っています。

私はミニマリストを目指しているわけではなく、予感では、極端にモノがないのは寂しいのではないか、少しざわついているくらいが心地良いのでは、と思っています。

とにかく自分の部屋が「すっきり」「心地良い」と思える空間になるのを目指しています。

そのために、少しずつ片付け、モノも減らしていき、どのくらいが自分の許容量なのかを知るのが楽しみです。案外、しーんとするほど少なくなるかもしれないし、予想通り、そこそこざわついたままかもしれません。

「片付けによって運気が変わるのか」の検証も続行中

片付けを始めてから、片付けで運気が変わるのかを検証しています。多くの片付けた方たちが「運気が変わった」とお話しされているからです。

リハビリ中なのですが、リハビリも絶好調で体も回復してきており、悩むこともなくなったということだけでも、充分良い流れなのではないかと思えます。

しかし、まだ「すっごく好転しました!」とは言い切れません。

入院前の私は仕事もプライベートもうまく行かず、働いている割にはお金もなく、クタクタで、理不尽なことに我慢もしていて、発狂寸前でした。人はこうして狂っていくのだろうと思っていました。

それでも「健康でありさえすれば、どうにかなる」と思っていましたが、健康すらも損ない、緊急入院。一時期、首から下、全麻痺。そして手術、7か月の入院を経て退院しました。

これは強がりではないのですが、入院したことによって、私は救われました。あのままだったら、死んでいたかもしれない、あるいは死ぬほど苦しいままだったと思うからです。

死ぬほどの想いをして、やっと私は変われました。

でも、もっと自分らしく生きられるようにしていきたいです。だいぶ楽に生きられるようになりましたが、まだ充分ではありません。

自分が良くなりたいのは自分勝手な想いだけではなく、自分が良くなれば周りにも良い影響が現れる、全体で良くなって行けると思えるからです。
以前書いたブログですが、誰かのためも自分のためもない、誰かのためは自分のためだと思っています。

恩返しもしたいし、役立つのなら体験もシェアしたいし、できることならば力を貸すこともしたいです。

そのためには、自分がきちんとしている必要があります。

これからも、検証もしながら、片付けを続行します! 楽しい&楽しみ!


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