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中古住宅が持つ潜在的価値~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.404 2021.4.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事第7弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号で一番印象に残った記事は、特集の「にぎわう! 空き家いちば」です。


現在、日本の一戸建ての8軒に1軒は空き家で、全国に放置されている空き家は400万戸を超えるそうです。もちろん空き家と言っても、まだまだ住めるものから崩壊寸前のものまでいろいろでしょう。でもホームレスの方もいる一方で、人が住んでいない家があるのは、あまりにももったいないです。


そこに目をつけ、空き家の売買を仲介するサイトを立ち上げた「家いちば」の活動を紹介するものですが、本当に「どんな空き家にもニーズがある」のだなと感心しました。極端な話、ゴミ(といっても、見る人が見ればお宝)が残っている状態の家でも、欲しがる人はいるとか。求める人のところに情報が届きさえすれば、正当な値段で中古住宅も売れるのですね。


編集後記には、「建物の寿命は”建築材料や建築方式よりも、所有者の都合によることが多い”」「ヒノキは伐採後200年頃まで強度が強まるというように、木造家屋は補修すれば耐久性がぐんと増す」という言葉もありました。ヨーロッパなみにというのは一足飛びには難しいでしょうが、中古住宅の価値が正当に評価されるようになってほしいと思いました。


大坂なおみへのスペシャルインタビューもなかなか面白かったです。何となく大坂なおみには漠然とした苦手意識があったのですが、いろいろなことをしっかりよく考えていることに改めて気づかされ、彼女への好感度が上がりました。


バックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間の定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。



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