「完結編」が一番良かった~『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』~
文句を言いつつ読んできた「レッドデータガール」シリーズですが、「完結編」が一番良かったです。まぁこの後、短編集の『RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』がありますが。
↑kindle版
とはいえ実は、最後まで読んで初めて「良かった」と思えたのであり、読んでいる最中は、結構イライラしました。俗世間から切り離されて育ち、浮世離れしたヒロインの泉水子は、「普通の女の子」になりたいわけですが、その「普通」があまりに俗っぽく、かつその俗っぽさの程度が、巻を追うごとに増して