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親からの”恐怖”を克服できないっていうだけの話

恥ずかしながら、私には小さな嘘を咄嗟につく癖がある。世間一般では、虚言癖というのだろうか。

何故、嘘をついてしまうのかと自分が嫌になる。

嫌われたくないから、本当の自分を人に見せることができない。
誰かに自分を必要とされたいから、小さな嘘を平気でついてしまう。

幼少期の環境が自分を作ったとしか思えなくて。
独り言のように書き連ねていこうと思った。

恐怖に支配された幼少期

小さな頃から”嫌われない”ように無意識に行動をしてきた。

今思えば、人に合わせるだけで楽しくない人生だと思うんだけど、
こうしなければいけないんだという歪んだ認識が幼い頃に形成されていた。

家庭内は、ママもパパも忙しかったし、喧嘩が絶えない家庭だった。
食事のことだったり、服装のことだったり、些細な事で大声で怒鳴り散らすような両親の下で育った。

話を聞くと、わたしは言うとおりにするし良い子だったと親はいう。
わたしに言わせると、それは”恐怖”が底にあったからだ。
怒っているパパとママがいつも怖くて仕方なかったし、ママはわたしを些細なことで怒ってパチンと叩く癖があったから、ただただ怯えていた。

こういう環境下で育つと、”怒られない”ことが大事なのだと気づく。
そして、両親に嫌われない・怒られないような行動をとる癖がつく。
行き過ぎると、小さなことなら嘘だとわからないような嘘をついてまで怒られないようにする。

空気を読んで行動できる子

周りから「空気をとてもよく読んでる」「今、何をすべきか考えて行動できてる」いわれるけれども、小さな頃から自分はどのように振舞うべきなのかを考えなければいけない環境だったから。

よくなんでそうなったの?って聞かれるけど、家庭環境について話したくなさ過ぎて適当な嘘をついてごまかしてる。(自己嫌悪に陥る…)

本来、最も信頼して何でも話せるべきは親なのかもしれない。
けれども、今も「親」が怖いから、親に本当のことを話すことが全然できないし信用もできていない。
何なら、自分を見せることが怖すぎて出来ないから弟も私も親と話すときはお互いのせいにして話してしまう。(似た者同士だなって思うけど。)

親だけでなく、あまりにも周りの目を恐れて行動をしてしまう癖もある。
自分というキャラクターがわからないから、とりあえず場の政治をくみ取って、その場その場で合わせて自分を演じる。
この器用さのおかげで、ある意味生き残る力はあるのかもって思うけれども。

悪態をつくより良い子になろう

生きづらさは消えない。いつも心は支配されている。
生き辛さを感じてふさぎ込んだ心はなかなか開かない。

一時期は、寂しくて仕方ないから人からかまってもらいたくて派手な格好をしたり、悪態をついたり。けど、満たされなかった。

だからこそ、大学進学後は良い子になった。良い子は人から信頼されるし、認められると思ったから。
確かに、今はいろんな人が信用してくれる。昔の私ならあり得なかったことだから少しは満たされている。けれども、本当に満たされるためには”親”からの承認しかないってことに最近気づいてしまった。

本当はちゃんと自分を受け入れてほしいと思っている。けれども、まだ私は”恐怖”から抜け出せていない。
だからこそ、いつかの日のためにnote.に書いて自分を解放させていく。

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