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憧れの街、ニューヨーク

私にとって、アメリカは特別な場所だ。
人生はじめての海外はシアトルで人生はじめての一人旅はロサンゼルス。
大学でアメリカ政治を専攻し、卒業後はアメリカが本社の会社に入る。
私はアメリカのカルチャーが好きで、日本への関心と同じくらいアメリカ社会への関心が高い。

今年の7月、人生が変わるといわれるニューヨークに行くつもりだった。
でも、パンデミックが起こってるからキャンセルになった。
大学を卒業してしまえば、長く休むことはできないから今しかないと思っていたのに。
残念すぎるから、その思いをここに書き留めておこうと思う。

アメリカの中心で世界の中心ニューヨーク

政治はワシントン、金融はマンハッタン、文化はハリウッド。
日本は東京に一極集中をしているが、アメリカは領域ごとに分散しているという特徴がある。
その中で、ニューヨークは金融と政治の両方に近く、アメリカの国力を支えてきた巨大な街だ。
アメリカといわれて想像するであろう自由の女神がある街。
世界中の最先端のものが集まる場所であり、第二次世界大戦後のブレトンウッズ体制を導いてきた国連の本部がある街。
ニューヨークはアメリカのシンボルであり、まさに世界の中心でもある。

NYでカルチャーに浸りたかった

なぜカルチャーに興味がある私がハリウッドではなく、ニューヨークなのかというと、HIPHOPの発祥地であり、現代芸術の中心だと思うからだ。

HIPHOPはMC、DJ、グラフィティ、ブレイクダンスという4つの要素で構成されているといわれ、これらはニューヨークで発生している。
これらの発生は政治との繋がりが強く、ニューヨークの都市開発の失敗によって、貧困地域となったサウスブロンクスの若者たちが自らの現状を社会に伝えるという意思から1970年代に始まったといわれている。
ニューヨークは成功者の街で煌びやかなイメージがある一方で、いまやアメリカの音楽市場でジャンル別にみるとNO.1だがブラックカルチャーで貧困層のカルチャーであったHIPHOPを生み出したという格差と歪み。

危険な地域はいかないからこそ、この目で犯罪でもあり芸術でもある本物のグラフィティを見たいと思っていたし、MCが歌う世界の空気を少しでも良いから体験してみたかった。

そして、MoMAをはじめとする美術館で、世界で高く評価されている作品を見たかった。

またいつかアメリカへ

私はアフターコロナのNYやLAが、これまで私がメディア媒体で見てきた街であるとは思えない。
新しい生活様式ではないが、このStay Home期間はライフスタイルや人々の思考を変えたと思うし、以前の状態まで経済状況が戻るのが10年以上かかると覚悟している。

アメリカは国力低下とこれまでも散々言われてきたが、コロナ封じ込め政策があまりうまくいっていない様子からみると、まだまだ自由に国境を往来できる日は遠いのだろう。

2016年のトランプ当選から言われていた政治や社会の分断と格差の拡大が今後どうなっていくのだろうと不安もあるが、アメリカへの興味を高めていきたい。

まずは、ニューヨークへとね。

#一度は行きたいあの場所 #旅 #旅行

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