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今までの人生を振り返りながらの自己紹介〜高校生活編①〜

東京から沖縄の高校に入学して、最初に驚いたこと。それは言葉でした。

沖縄にも方言があることは知っていましたが、ある程度年配の方達が話すものだと勝手に思っていました。なので、若者がこうも話すものかとカルチャーショックを受けたものです。

言葉も特殊で、意味が全くわからない単語ばかりでした。例えば…

ネコ→マヤー

疲れる→ニーリル

休む→ユクル

男→イキガ、女→イナグ

といった具合です。この単語が日常会話に混ざってくるので、始めは戸惑いました。でも周りは私が知らないことはわかっていたので、優しく教えてくれましたよ(笑)。


あとは飲み会。

20年ほど前の沖縄では、「クラス会」や「部会」と称した飲み会がよく開催されていました。これは不良とかだけではなく、本当に普通の部活生もよく飲み会を開いていました。

当時の沖縄は取り締まりも緩く、未成年でもコンビニやスーパーで普通にお酒を買えました。

飲み会の流れは、まずスーパーや酒屋で泡盛の一升瓶(買う量は人数に応じて)と紙コップ、割り用の水、氷、つまみを買う。(つまみは大体スナック菓子)

→公園やビーチなど、周りに住宅がなく騒げるところに移動し、お酒やつまみを広げる。

→飲む。高校生はお酒の味が好きで飲んでるわけではないので、大抵ゲームをして負けたら飲むみたいな形がほとんどでした。


私の飲み会デビューは入学して1ヶ月余りが過ぎた5月でした。

その時は「部会」で、三年生の引退を祝したものでした。一年から三年まで参加者は総勢30名はいたと思います。

集合時間が夜21時だったのですが、私はその時までまさかお酒を飲むとは思っていなかったので、こんな夜に集まって何をするのだろうかと思っていました。

集合場所の公園に行くと、みんな集まっていて、先輩達が持つスーパーの袋には沢山の泡盛が入っていました。

初めての体験に、私はドキドキしていました。悪い事をするような感覚と、それと同時に自分はお酒を飲んで大丈夫なのだろうかという不安。

初めての泡盛は、臭いの一言でしたね(笑)。

泡盛は、ビール等に比べて安くて量があるのでよく飲まれてましたが、正直なところ、味はみんな好きではなかったと思います。私はもちろん自らグイグイと飲めるはずもなく、チビチビと飲み続けていました。

部活生が公園で飲酒するなんて今では考えられませんが、これが日常的でした。

ここから私の高校生活は飲み会がメインになっていくのでした(笑)。





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