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アスリートとして世界一、そして今年は


自分は #アメリカ に旅行に行った事はあるが実際長期滞在もしていないため、現状を理解しているとは言えない。ただ、高校時代15歳の頃、2週間ほど学校の留学プログラムでアメリカのハイスクールに通う経験がありました。白人とは仲良くなる機会が不思議なことになかった体験をしました。その後、他のアメリカ人にこの体験を話したら私が交換留学で行った学校は特に裕福な白人のアメリカ人が通っている学校でキリスト教の影響が強いところだと説明してくれました。そのため、白人生徒に話をかけたアジア人の血が流れている私は対して親切に返事はするがそれ以上は(その枠に入らない人間とは)関わらないと説明された。当時はティーンエイジャーでしたが「まさか」と思いました。丁度その位の年にある映画が上映されました。

1996年に「評決の時」(A Time to Kill)を見て強い印象を受けました。映画館で主人公の弁護士を演じるマシュー・マコノヒー(Matthew McConaughey)の裁判所のファイナルシーンの演説は特に忘れられない。ネタバレしないため、ここでは詳細を語るのは控えさせて頂きます。興味ある方は是非見て下さい。まさに今年新たに込み上がってきたアメリカ社会で生きている黒人の何十年、何百年と続いている #システム的差別 は未だ大きな被害を及ばしている悲しい現実を #BLM の運動で突き付けられました。私は一瞬、「個々での差別はあると思うけどシステム的差別は思い込みすぎじゃないのか」と思った自分の発言に対して何年かアメリカのハイスクールに通った経験のある妻に「いや、あんた何言ってんの! #黒人 の友人が本当に肌の色だけで試験落とされたり、実力上問題なく雇われる筈だった職場を得られなかったのを何度も見てるのよ。」と言われ自分のナイーブさを恥じり、反省しました。

今回の #大坂なおみ 選手の #全米オープン #優勝 、#ブレない精神、達成する決意を尊敬し、祝福を伝えたいです。大坂なおみさん、優勝おめでとうございます!体力的にも精神的にも想像を絶する極地の中で闘っていたと思います。#アスリート は常に体と精神を万全に整え試合に挑む中、通常ではなるべく負荷になることは除外して試合だけに集中する道を選ぶかと思います。そこを全く違う道を選び、私たちが人間として生活している社会で最も大事な「何が正しいのか」という #原点 を忘れず、追求する姿は素晴らしく、頭が上がりません。その歴史に残るメッセージと行動に力をもらいました。ありがとうございます。

#マスク に遺した7人の人物の名前とストーリー。本当に残念で怒りが込み上がってきます。そしてその不正が法で裁かれず、持続している現実に日々違和感を感じます。何故そんな社会になったのか、それは正に今まで権力に圧力を掛けられ、間違った事に対して声を挙げる人がまだまだ十分いないからだと思います。もしスポンサー、または主催者などが圧力を掛けて大坂なおみさんの行動を止めようとしていたらその様なスポンサーとは契約を切り、その様な主催者のイベントには今後出場しないというブレない決心を大阪なおみさんは持っていました。その姿勢には #尊敬 しかないです。時代は明らかに変わってきています。時代はより民衆から変えられるようになって来ています。その可能性を活かすかは私たち一人一人が握っています。#環境問題 でも #若い世代 はそれを理解し、#アクション を起こしています。自分は年齢的にはもう「上の世代」として認識しており、私としてはできる限りアドバイスし、実現に向けてのサポート全力でしたいと強く思っています。

「自分が正しいと思った事を言葉にする、行動に移す」。至って当たり前で簡単な事であるはずなのにできない。そういった人の方が多く存在する社会に私たちは生きている様に捉えています。実はそれを実現するのはとんでもなく難しい社会になっているからだと思います。#柵(しがらみ)、#忖度、#欲 などが「正しいこと」より優先順位を上げる人が多ければ多いほど社会は冷たいものになります。そういう社会にしているのもまた私たち一人一人の人間です。ですがそれを変えるのもまた私たち一人一人の人間です。そのためには「そういう当たり前のことができる人間を育てる社会」が必要だと信じています。教育もまたそのような正しい文化を構築する大事な要素です。特に発展している数々の #テクノロジー#人工知能 がどんどん浸透している社会が冷たい #未来 にならない為にも、私たち一人一人が「#人間性」という #遺伝子 を社会に強く発信する事がより大事だと信じています。

こんな社会に立ち向かった大阪なおみさんに敬意を表したいです。2年前はアスリートとしてテニス界の世界一の座を制してすごいと思いました。今回は人間として素晴らしいと声を大にして祝福したいです。おめでとうございます!

自分は2つの国の間に生まれ、2つの故郷を持ち、2つの文化と歴史を学んで育てられました。もちろんそれ以外にもご縁があった人たち、家族、親友から多くの文化、歴史を学んで #グローバル な人間に近づこうと日々努力しています。こう言った枠を超え、一人の人間としてみんなが理解し合い、お互いに刺激し合い、高めていける社会を望んでいます。#ダイバーシティ を強みに、違うからこそお互いに興味を持ち、より良い答えを導き出す原点になる #エコシステム を創り上げたいと思います。

悲しい事に私も人種差別を近日体験する場に出会いました。日本に住んでいてもう20年以上になりますが攻撃的な人種差別に出会ったのは幸い2、3回程度に収まっています。アメリカ社会で日々起きていて黒人が苦しんでいるものとは比べ物にならないほど小さな事です。私が家族と道を歩いていると前方にいた女性の高齢者が両腕を高く上げ、険しい顔で私たちの方向を睨んでいました。雨が激しく降っていたので初めは「タクシーを呼びたいのかな?」と思いました。しかし片手に転がす買い物カゴともう片方には傘を持ってわざわざ立ち止まりながら両手を上げている少し不自然な体制でした。距離が徐々に縮まるにつれてよく見てみると両こぶしで中指だけ立てているのが分かった。そして声が聞こえるほど近くなった時に初めて私に目掛けて攻撃的な発言をしている事に気づきました。「こんな事をして、神様は見ている!こんな事をして、絶対バチが当たる!神様は見ている!」あまりの突然な出来事にただの気狂いだったのかも知れないですが私が外人で日本人、そしてまた混血の子供がいる事実に対して何か強く訴えているとしか捉えられなかったです。結果的には距離を置いてなるべく刺激せず、通り過ぎましたが「何だったんだろう?」という不快感は拭いとれませんでした。4歳の子供と妻がいる場でエスカレートしても逆に娘にとってトラウマ的な出来事になってしまうのも避けたかったのでこれがベストだと信じ、流しました。通常ですとやっぱり不愉快な対応をされ、差別され、喧嘩腰になってしまう私もありえたのですが今回は不思議と相手に対して「かわいそう」という気持ちしかなかったです。理由が何であれ、こんなに怒りを心に持ち生きている人がいる事が悲しいです。そして会話でその気持ちを浄化できれば一番良いのです。残念ながら私たちの社会ではIT技術が発展していてソーシャルメディアというツールがありますが十分使いこなせていません。もっと人々が理解し合えるツールが増えていると思いきや大半は対立と排除に向けてそのツールを活用している気がします。

しかし、大阪なおみさんは違います。この世界的な課題に対して自分の答えを導き出し、行動に移して平和的に発信しました。自分ができる範囲で自分ができる事を着々と実現して生きて行きたいという気持ちに今一度確信を持って突き進める力を大阪なおみさんに貰いました。ありがとうございます。

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