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クセのある左のスリークォーター 再び野球と向き合い自分を賭ける!

VOL13. 投手 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)背番号45・新入団

Profile
2004/11/28生れ 18歳 176㎝/70㎏ 左投/左打 広島県出身 関西高

 尾道で生れ育ち、小学2年生頃から野球を始めた。以来硬式をやり、中学はクラブチームで活躍。ずっとピッチャーを任され、中学のクラブチームではエースとして春・夏の全国大会に出場した。「小さい頃から野球でご飯を食べたいと考えていました」、日常の真ん中に野球があったのだ。
 高校は岡山市の関西高校に進んだ。同校野球部は春・夏合わせて21回の甲子園出場を誇る岡山県ではナンバーワンの野球の名門校。部員は90人前後を数える大所帯で、「投手陣だけでも10数人いた」という。その中で彼は揉まれたが、甲子園出場は逃した。また、多くは語らないものの「高校時代は野球に対する意欲が正直薄らいでいたこともありました」とポツリ。多感な年ごろでもあり、メンタル面で様々な葛藤があったのかも知れない。幼い頃から憧れていたプロ野球の世界が遠ざかったかに思えた。だが、野球に対する情熱の灯は小さいながらも静かに燃えていた。彼は「気持ちを整え直して野球をもう一度やり直そう」と、高校卒業後、広島・岡山に続く「自分を賭ける地」として愛媛を選択したのだった。

持ち球は3種、目指すのは正田選手


ひめぎんグラウンドで黙々と投げ込む高橋選手

 ピッチングフォームは左投げのスリークォーターだ。持ち球はストレートとスライダー、チェンジアップの3種類しかないが、「変則気味なので、なかなか打ちにくいのが特徴であり、3つの球種以外は要らないと思います」と自信を見せる。ストレートの最速は昨年夏に記録した136㌔で、「もう少し上げ、1年後には140㌔台に乗せたい」とし、「そのためのフォーム改造などは特にやっていませんが、身体をもう少し大きくしたいです。他の選手に比べてまだまだ筋力が弱いので、(筋力を増強することで)体重を増やしたいと思います」。
 目指すピッチングのイメージは、チームの投手コーチでもある正田選手だという。日々の練習指導を仰いでいるのも正田コーチであり、キャッチボールから徹底し、紅白戦等でバッターに投げ込む時は、「まっすぐでコースが付けるように、投げミスがないように指導を受けています」と高橋選手。「先を見て、この1年間じっくり鍛えます。自分の今季の成績目標を言える段階じゃないです。それは1年間通して投げられ留ようになってからです」と、語気を強める。
 中学時代はクラブチームを変わり、高校時代は野球に乗り切れない自分がいた。「今まで精神的に色々なことがあって、野球は面倒くさくて嫌だなという感じになったこともありましたが、それを乗り越えました。多少なりとも自分は強くなれたと思います。それを試合で出していきたいです」。再び自身の真ん中に野球を据え、真正面から向き合っている。

ひとくちメモ
趣味:バス釣り
血液型:AB型
愛称:ゆうすけ
好きなタレント:とくになし
好きな食べ物:肉・魚
苦手な食べ物:野菜

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