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直角に曲がる〝スイーパー〟が武器 サイドスローの秘密兵器として期待膨らむ!

VOL12. 投手 泊 広哉(とまり ひろや)背番号43・新入団


Profile
2000/5/13生れ 21歳 169 ㎝/ 78㎏ 右投/右打 神奈川県 江戸川高~順天堂大

169㎝の小柄で右のサイドスロー。大谷翔平選手顔負けの「真横に曲がる」というスライダーに自信を持つ。本人曰く「僕の投球のイメージはシカゴ・カブスのマーカス・ストローマンです。彼も170㎝しか身長がないのにスリークオーターを駆使し、メジャーで今季も先発で活躍しているんですよ。目指すはストローマンです」。
  生れは横浜市、本籍は北海道で、自宅はスカイツリーが見える東京都江東区にある。中学は軟式のクラブチームに入り、公立の江戸川高に一般受験で入学、大学は順天堂大に進んだ。「僕は野球の実戦で秀でた能力がなかったんです。高校時代は2番手、3番手の投手でした。大学でも調子の波が大きく、ワンポイントの中継ぎが多かったですね」という。「身近にNPBに行った選手がいなかった」ことも、彼を今一つ野球にのめり込ませることのない要因だったのかも知れない。しかし、大学で身体や体幹等の色々なトレーニングを勉強し始めたところ、スポンジに水が吸い込まれるように知識や感覚を習得。「ストレートの球速も140㌔台に上がり、その頃から上でやれるんじゃないか、上でやりたいと思うようになりました」と振り返る。

肩周りの柔軟性向上に力入れる


 「僕はパイレーツの投手陣の中で一番下の力です。自分以下の選手はいないと思っています」と真顔で言う。「チームの投手陣はレベルが高いです。どの選手にもそれなりの実績があります」とも言う。その真意を推し量ることは現段階ではまだ難しいが、浮かれることなく、自分を客観視しているのは間違いない。パイレーツではその自己分析が出発点でもあり、果たして「そこから這い上がっていくのみです。その気持ちは誰にも負けません」と、日焼けした顔を更に紅潮させる。


練習グラウンドで投げ込みに余念がない

 入団以来力を入れているのは柔軟性の向上だ。「学生時代はウェイトトレーニングしかやってこなくて、柔軟系、ストレッチ系は取り入れませんでした。柔軟性の大切さを今痛感しています。この1年を通して体全体、その中でも肩周りの柔軟性を意識していきます。ケガ防止にも繋がりますからね」。その鍛錬の先に見通すのはストレートのスピードアップと、その他の持ち球であるカットボール、ツーシーム、チェンジアップのキレ向上だ。目指すストレートの最速は145㌔で、「自信がある」と言うスライダーは「曲がりが真横で90度」と胸を張る。まさに大谷翔平選手並みのスイーパーを武器に、クセのある中継ぎとして5月以降パイレーツの秘密兵器に化けることが期待される

ひとくちメモ
趣味:読書・トレーニング・朝ヨガ
血液型:O型
愛称:パク
好きなタレント:グリーン
好きな食べ物:焼肉
苦手な食べ物:パパイヤ 
※中高の保健体育教員免許・特別支援の教員免許所有

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