note_幸せ

『不幸せと、愛と。』#幸せをテーマに書いてみよう

「幸せとは、不幸せ(生き辛さ・絶望・虚無など)とのコントラストから生まれる "生きている...という実感"」


なのではないかなぁ...と。


生きていると、思うようにいかないことや、頑張っても報われないことがたくさんある。満たされているはずなのに、どこか虚しさを感じたり、やり場のない葛藤に迷走することもあるだろう。


そんな苦しい感情を抱きながらも、一生懸命自分の人生を全うし、努力した先に灯される1%の光。


「嬉しい」「がんばってよかった」「また明日もがんばろう」


そういった感情を抱き、また日常を生きていきたいと思える状態を「幸せ」と呼ぶのではないだろうか。



安心できる場所を求め続けて。


幼少期は、「自分らしさってなにか」を必死にもがきながら探していた。


海外で生活していて、言葉の壁にぶつかった。実は内気な性格が災いして、殻を破ることができなかった。うまくいっていないことを、身近な親に相談することもできなかった。イジメを受ける経験もした。


地元がなく、環境を転々とし、行く先々で「嫌われないように」の危機感に駆られ続ける人付き合いをした。心を許せるような友達が一向にできず、最後は自己嫌悪に浸る夜を過ごした。


どこでどんな自分でいれば、自分は安心できるのか。何をしていれば、楽しみや喜びを感じることができるのか。誰といれば、心地良いのか。どんな自分を生きたいのか。

なにも分からなかった。ただ、必要とし合える存在に出逢えて、「一緒に生きていこう」って約束したかっただけなのかもしれない。


愛されたかった。


自分の存在に意味があると感じたくて、誰かに必要とされているという証明がほしくて。それが僕にとっての、初めての生きる意味だった。



「自分のため」「人のため」の境界線の狭間で。


苦しかった。


自分ひとりの命でさえも肯定できない人間が、人の幸せを願う生き方などできるのだろうかと。自分を満たすために、人の生きやすさに貢献するだなんて、エゴの押し付けなんじゃないだろうかって。


人の希望のために行動した結果、自分が苦しくなって機能不全に陥ったこともあった。どれだけ一生懸命関わっても空回りばかりで、目の前の人の命を失う寸前にまで至ったこともあった。


自分の生によって、何を遺せるだろうか。何を感じたくて、どこに光を見出して、自分は生きていくのだろうか。もがき苦しみ続けた。



愛をもって、自分ができる表現を全うすること。


関わる環境を幸せにし続けるために、生きること。それが、僕の生きる幸せだと気付いた。


愛だったんだ、すべて。


生き辛く、もがき苦しんでも、最後は自分がいちばん自分の味方でいること。自身の生を、許し肯定すること。存在を愛することで、生きている価値を見出す。


関わるものに、信念をもって接し、誠心誠意尽くすこと。愛をもって、生きていることを表現し全うする。それが、僕の生きる証だった。


居心地の良い関係性を築けず、いつもどこか人と距離があるような関わりしかできないことがコンプレックスだった。だからこそ、心を許してくれる人へ、真心こめて対話し「一緒に生きていこう」と想い合えるように、願い続けている。


自信が持てず自己肯定感が低いまま育ったからこそ、ちゃんと表現に価値が生まれるようにこだわりを持ってきた。人の恐れや弱さにも、寄り添い理解することができる。


苦しみや絶望の渦中には、希望の光は見えないかもしれない。人生、うまくいかない生き辛さに駆られる時間の方が長いかもしれない。

手探りで希望の光を求めて、「生きている実感」がほしくて、明日を生きていくんだろう。



不幸せから目を背けず、味わう。だからこそ、「幸せ」に対して誠実になれる。


幸せの対義語って、不幸せじゃない気がしている。たぶん、「無気力・無関心」とかが相反する言葉になるんじゃないかな。


辛さや苦しみなどのネガティブな感情は、「自分の願っている通りになっていない生き辛さ」からくるんじゃないかと思っていて、「そこに意志があり、在りたい理想像があるからこそ、叶わなくてそのギャップに苦しむ」んじゃないかなぁ。


だから、感情を決して殺さないでほしい。苦しい状態があるからこそ、生きる原動力があり、その先に希望の光がある。生き辛い不幸せがあるからこそ、一層「幸せ」な状態のコントラストが輝く。


愛をもって表現することで、報われる。「あぁ、生きてるんだなぁ...」という幸せな実感に浸るために。あしたも、誠心誠意真心こめて生きていく。



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