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八ヶ岳 Keep 協会の英語プログラム 2015年10月6日

娘の英語育児真っ最中だった時は、八ヶ岳のKeep 協会の英語プログラムに何度か参加させていただきました。https://www.keep.or.jp/kankyo_educa.html

同じサイトでSCOAというアメリカから大学生を誘致するスポーツキャンプも行われており、元々国際交流の場として使われて来た大変素敵なコテージで行われるプログラムです。

娘が低学年の頃に書いたブログなので、もしかしたらコロナの影響で現在は同じプログラムはやっていないかもしれません。こちらのプログラムは沢山の環境教育に関するものが元々ありましたので、環境の素晴らしさ、内容ともお勧めできる内容です。またアップデートがあると思いますのでちょくちょくKeep 協会のホームページをご覧ください。

地方の素晴らしいアクティビティープログラムに参加して思うのは、志あるリーダーがきちんとプログラムの運営に情熱を注ぎ、それに周りの人が集まって来ているという印象を持ちました。こちらのプログラムのリーダーさんも素晴らしいです。

娘と一緒の時はフィリピン人の先生と一緒のキャンプ(宿泊とデイキャンプ両方)に参加しました。(2020年補足)

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キャンプの英語レベルそのものはごく基礎的なもので、ハイレベルではないものの、自然に囲まれたその環境でキャンプを体験するだけでも、価値ありということだったので、参加しました。

今回、参加したのは山梨のキープ協会が主催するキープインリッシュクラブです。

キープ協会は、JR清里駅から八ヶ岳横断道までの約240haの土地を拠点に牧場、ホテル、レストラン、パン屋さん、自然学校等、さまざまな施設を運営しています。米国人のポール・ラッシュ博士によって1938年(昭和13年)に建てられたキリスト教指導者研修施設の清泉寮が母体となっており、その異国情緒たっぷりの雰囲気にカナダを思い出しました。

周辺の別荘も西洋風のコテージが多く、おしゃれな雰囲気です。今回は参加したのは、今年で最後になるハロウィンキャンプです。

町のシンボルである清泉寮というホテルのパン屋さんで、朝食用のパンと、これまたおすすめの牧場のヨーグルトで朝ごはんを済ませた後、いよいよキープ協会のキープイングリッシュクラブへ出発!


キャンプの受付につくと、日本人スタッフと、フィリピン人スタッフの温かいウェルカムが待っていました。

最後にアメリカ人助っ人スタッフも登場し、約15名の子供達が集まったところで、キャンプ会場へ歩いて向かいます。

キャンプの会場は、普段はホールとして、自然学校や、他のイングリッシュキャンプ、外国からの子供達の受け入れにも使用されている天井が吹き抜けで、木の美しい梁があるコテージです。


人数が少ないから、ハロウィンキャンプではなく、レギュラーキャンプになるかも、、、ということだったのですが、最後の駆け込みで人数が集まってきたので、急遽ハロウィンの飾りつけをホールにしてくださったとのことでした。

その飾り付けも即席とは思えないほど素晴らしく、気持ちを込めて子供たちをウェルカムしてくださっていたのが伝わりました。


アメリカネイティブインディアンの伝統品である、悪い夢を捕まえてくれる、ドリームキャッチャーと、


紅葉の落ち葉を使った大きな星の飾りものを作ります。


今回のキャンプは4人のフィリピン人スタッフがメインの先生となって、
日本人スタッフの先生が通訳をしながら、キャンプは進行していきます。


まずは、今日のクラフトで使用する、どんぐりと、葉っぱ集めから始まります。「どんぐりは英語で何ていうの?」先生が皆に尋ねます。その後、「Acorn. Acorn」と皆で繰り返します。


英語初心者の子たちも楽しそうに発音を真似をします。

2グループに分かれて、私たちはどんぐり組へ。どんぐりを集めている間も先生たちが子供達に優しく話かけます。どんぐりの数を100まで英語で数えた後、クラフト作成の為にコテージに戻ります。コテージの広いお庭にブルーシートを敷いて、林に囲まれた青空教室の完成です。


フィリピン人の先生が、丁寧にドリームキャッチャーの作り方を英語で説明してくれます。ドリームキャッチャーは、私が大学で滞在していたカナダのサスカチュワン州では、ネイティブインディアンの伝統品であり、日常によく見かけたとても思い出深い品です。


サスカチュワンのインディアンの人たちは、それを車のバックミラーに付けているのを良くみかけました。本物のドリームキャッチャーは、お土産品と違い、すべてのものが天然の素材で出来ているんだよ、だからとても貴重なんだ、と何度が教わったことがあります。

今日は本物の木の枝を枠として使って、まだどんぐり等の素材を使用して手作りできるのですから、とても感慨深く感じました。生徒がそれぞれ、先生について作り方を教わりながらレッスンは進んでいきます。


おなかがすいてきたところで、ランチタイム。美しくハロウィンの飾りつけがされたホールで、素晴らしいランチがサーブされました。

フィリピン語でいただきますを言って皆で食べました。

今回の参加費は大人2000円、子供1500円。ランチだけで2000円の元がとれると思う程手作りの温かい味のランチでした。子供も保護者もスタッフとテーブルを囲んでのランチタイム。一緒にご飯を食べて、おしゃべりタイムに突入です。

私もこの時は今回英語キャンプは、初めてで、これから英語育児をはじめたいというご夫婦とお話しが出来て、有意義な情報交換の時間が過ごせました。

この後、後半のクラフトタイム。

「Rubber band」が「ばばばん」に聞こえるといって、男の子たちが楽しそうに、「ばばばん」「ばばちゃん」と楽しそうに声に出しています。

また外国人の先生に日本語で堂々と話しかける小さな男の子もいて、将来の大物感を漂わせていました。

クラフトタイムの後は、サプライズでTrick or Treatで子供達にお菓子の用意。

そして、最後に修了書が参加者一人一人に手渡されました。

我が家は普段は割とヨーロッパ、北米系の先生が多い、英語学校環境でしたが、今回はフィリピン人スタッフの人懐っこい優しい笑顔にとても心癒されました。

フィリピンのスタッフは、このキャンプがおわるとまもなく皆さん、国に帰られるそうで、また来年は別のスタッフに入れ替わるとのことです。

短い期間ですが、日本でたくさんの良い思い出を作って帰ってくれるといいなと思いました。

ちなみに、夏のキャンプではアメリカ人の大学生スタッフが多いとのことでした。今回のこのハロウィンキャンプで、今年のキープイングリッシュクラブはこれでおしまい。

清里は東京からも中央線で行きやすいですし、この値段でこの自然環境を楽しめるだけでも十分に元が取れると思いました。

英語学習を小学生以降になってからはじめても、このキャンプに参加しているお子さんの中には、日常レベルの会話ならなんとか話せるようになっているケースも、見られるとのことです。

やはり、教室環境の英語だけでなく、どれだけ実体験で英語を使用するかが、上達の鍵になってくると言えるでしょう。

普段は主に教室で勉強をする形で英語を学習しているならば、自然な形でのコミュニケーションを学ぶということで、最初のキャンプとするには、とてもお勧めだと思いました。

私は英語抜きでも、またこのエリアは毎年必ず訪れたいほど、大好きな場所になりました。

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