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陰キャになりたいパリピ

陰キャ、陽キャ、という位置づけがされる
現代社会で私のような人間が生き抜くため

自分はこうなんだな!
と向き合う時間が必要になってくる


一昔前は
KY、ノリが悪い
ヤンキーなんて言葉が流行っていただろうか…

私は今で言う
いわゆる、陽キャ、コミュ力お化け
と呼ばれる分野に属していると
よく周りから言われる


しかし!私はただ、ノリがよかったり
ずば抜けて明るかったり
人間みんな友達!みたいな節があるだけで


ウェイウェイと
誰にでもグイグイ迫る訳では無い


心を許した
極わずかな人間しかわからない
私の性格がある


それは

「らしさ」を掴むということ

モノマネはすれど
声は似ていない
しかし、特徴は掴めている

そしてあまり臆せずにやる


なぜなら
全部似せる気は毛頭なのだから

ただ、それを
やれと言われたら

すっと何も考えずに
やれてしまうのは

今で言う
陽キャ、パリピのノリなんだろう
と、私は思うわけだ



しかし、だ。


私は一度でいいから
あなた陰キャだよねと言われたい


何故かって
私の中での陰キャの位置づけは

寡黙で
お淑やかで
恥じらいがあり
避けて通れるものは避けて通れる
ちゃんとした目を持っている人物像だからである

つまり
場をわきまえることが出来る人間
だと思っている

私はなぜこうなったのか

今、彼の目の前で
声優の若本さんや
水曜どうでしょうの藤村Dや
フワちゃんや
となりのトトロのめいちゃんなんかの真似をして
喋ったりしている


そんな私を彼はやかましいとも
変とも
やめなさいとも言わず

楽しいねと言ってくれるもんだから


調子こいて
これも出来るかも
なんて、できもしないモノマネをしたりする



それは昔から

多言語に触れていた私だからなのかもしれないし
演劇で色んな役を演じてきたからかもしれない

その国の言語の
「らしさ」

その役の
「らしさ」


それを掴むことが
目の前の人と向き合う上で
その人と接近できる

一番の近道になると私は考えている


だから私は
底抜けに明るく
ずば抜けた調子の良さがあるから


陰キャという存在に強く惹かれてしまうのだろう

なんと言っても
そんなやかましい私が
陰キャの「らしさ」を掴むなんて
とても難しく
そして、嫌味っぽくなってしまうのが一番の壁だ


決して
陰キャをバカにしているのではなく

私は憧れの存在として
尊敬し
引き寄せられてしまうし

そうやって
出来ないこと
やりたくない事は
無理してやらないようにしていけば

私の
ちょっと無理をしてしまう
欠点は改善されるのじゃないだろうか



しかしまだ私のクオリティーでは

陰キャを演じている
ただの馬鹿なパリピにしか見えないわけだから

場をわきまえられる人間になるべく

舞台稽古のように
陰キャのらしさを掴んで
パリピじゃなくなったわね、と周りに言わせたいものだ。

まぴこ
絵本、イラスト(Twitter
グッズ販売(suzuri

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