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暇さえあれば葛西臨海公園

一時期、暇さえあれば葛西臨海公園へ行っていた。一人で行くことの方がかなり多かったが、この写真はいつか友人と行った思い出の写真である。あまり何をしたのか覚えてないけど写真があるので一緒に行ったのだろう。ここには観覧車があったり、水族館があったりする。私は普通に海の方へ歩いてフラフラして、季節の花、コスモスとか菜の花とか、それらを鑑賞して夕方になったらトボトボ帰るのである。

海の浜に行くのには橋を渡るのだが、いつも私が通るときはとてつもなく強い風が吹く。ギャグみたいな風で、嵐を呼ぶ女だなぁとつくづく思う。

私は山はあまり好きではなく、海の方が好きだ。泳ぐのは別に好きではないけれど、たまに海を見たくなる。私が海へ行くと言ったら、葛西臨海公園か、三浦海岸か、稲毛海岸の三択なのである。開拓するのが面倒くさくて、同じところへ行ってしまう。写真家はいつだって世界中を飛び回っているものだと誰かが言っていたけど、そしたら私は、少し違うかもしれない。

大学の食堂のような場所があり、そこで一休みするのが良い。ちなみに食堂のような場所なだけであって、食堂ではない。紙パックのいちごみるくやコーヒー牛乳の自動販売機があり、それが大学っぽい。私は大抵一人で座っているけど、恋人同士や家族連れ、ペット連れの人などがいる。この感じが葛西臨海公園へ来たなと思うのである。それで、ジュースを飲んで、その人たちを見ながらボーッとしている。一人で随分何時間も滞在しているけど、案外やること多くて忙しいのである。

それで、大学の食堂の上に展望台のような感じで、海を眺められる広場がある。そこで最後撮影して、これにて終了である。


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