「ちゃんとする」ってなんだろう|47キャラバン#29@北海道
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「ちゃんとする」ってなんだろう|47キャラバン#29@北海道

REIWA47キャラバンとは
東日本大震災をきっかけに生産者と消費者のつながりが重要だと東北食べる通信を始め、生産者と消費者が直接やりとりができる産直SNS「ポケットマルシェ」を立ち上げた高橋博之さんが参加者の心に語りかけ、全国を行脚する「REIWA47キャラバン」。
車座という毎朝オンラインのZoomで朝6時から8時までの2時間話してくださる会があり、生産者や大学生、消費者などが20人ほどが集まり、誰でも参加できる会なのですが、このご縁で島根県と岡山県のキャラバンに同行させていただきました。車座は最近フェイスブックのライブ配信の日とzoomの日とバラバラ。
詳しくは博之さんのツイッターを要チェック。
誰でも参加できますからね!!!!みんな参加してみてください!

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今回、北海道のキャラバンのレポートを書かせていただく立命館大学の新崎真緒です!
将来は農家を語れる料理人を目指して生産者の元を回っていて、博之さんのキャラバンにも同行させてもらっている。
島根、岡山から続き3本目のレポート。
このレポートは、北海道での生産者訪問や、キャラバンの講演の内容の中で感じたことを用いて少しお話ししようと思う。

「同じ」を突きつけられる

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(洞爺湖。本当に美しくてずっと見ていられる。湖の中に浮かぶ中島には蝦夷鹿が困るくらいたくさんいるようだ。)

北海道の生産者訪問では、こんな話になった。
農家の方が、農協にずっと出してきたが、ポケマルに出品しようものなら横流しとか言われたり。
漁師の方が、市場には出荷しても値がつかないような魚をポケマルで出品していても「手数料」を求められるのだとか。
手数にかかる料金と書いて「手数料」。何も手数は踏んでないのに…。少しでもいいことをやろうと試みると出る杭打たれるのだ。
「みんなこうしているからあなたもこうしてね。」と「同じ」を突きつけられる。

少しでもお客さんに喜んでもらいたいから、お客さんと直接やりとりをして、正当な価格で取引がしたい。こんな思いで作っているんだよと伝えたい。そんな思いを持っていてもそれが認められない環境がある。
市場価格は需要と供給のバランスで値段が決められる。今年、日本は特別大きな災害もなく、天候に恵まれたおかげか、あちらこちらで食材が豊作となっている。大根1本68円。白菜1玉98円。市場に供給される食材は溢れ、価格が大暴落。ダンボールなどの資材費などを考えると、生産者の手元に残るお金はほぼない人もいる。赤字になる人さえいるのだ。

もちろん、漁協や農協は日本の流通において重要な仕事を担っている。農協や漁協を通し、市場があるからこそ、スーパーや飲食店はできる限り欲しいものを欲しいだけ手に入れることができる。店舗の規模が大きくなればなるほど非常に重要となってくる。
が、少し度がすぎるのではないかと思ったりもする。農協や漁協を潰せと言っているわけではない。私たちも農協や漁協と一緒に歩んでいかなければ日本の一次産業に未来はない。
ただ、市場を通せば生産者の個性が消えてしまう。お客様の手元に届く頃には情報はわかるものもあるが、ほとんどわからない。
でも、こうして全国の生産者の元を訪問して、感じるものはたくさんある。
私たち消費者もそのことについて知らなければいけない。さらにはこうして生産者の元を巡らせていただいているというありがたい環境下にある私は、この声を届けなければいけないのだと痛感した。

ちゃんとしなさいって何だろう。

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(道中、寒々しいこの北海道でそびえ立つ羊蹄山(ようていざん)とこの矢印を見てると少し思うところがあった。)

実は、私は子供の頃から周りからは少し浮いた存在だった。
出る杭打たれるということを昔から体感してきたのかもしれない。
明るく、なんでも挑戦するし、成績も悪くなくて、外でも良く遊んだりしていた。
小学生の頃から周りのうるさい子たちを注意したり、早く並んでとか正義感と言っていいのか、そんな小学生だった。
まあ、今思えばうっとうしい存在だったなあと思う。言い方が悪かった。認められず、浮いた存在になった。

それをきっかけに私の友人関係は悪化していたのだ。
気がつけば私の周りから人は離れ、いつしかいじめられていることさえあった。
小学校の時には手が出てくるような暴力沙汰のいじめ。
学年が上がるにつれてそれは無くなったが、それでも影でこそこそいじめてくるような陰湿なものになっていった。
それでも私は学校には通い続け、少しでもいい関係性を取り戻したいといじめてくる相手に話しかけたりもしていた。私は別に嫌いじゃなかったから。
でも、無駄だった。話しかけても表面上では優しく接してくれるけど、後から影でコソコソと私の悪口を言う。
クラスの中心にいるような女子グループたちからで、他の子達にも根回しをされて、味方がいなくなった。
ちゃんとしているのに他の子たちと違う。
先生にも「他の子たちと同じようにちゃんとしてたら大丈夫だから。」って。
ちゃんとするってなんなんだろう。なんで同じことしなきゃいけないんだろう。

私は対人関係にびくびくするようになった。

この人に話しかけていいのだろうか、なんて言ったらいいんだろうか、こんなこと言って嫌われないだろうか、人間関係が怖いとさえ思うこともあった。これは今でもそんな時がある。ふと涙が出てくるときもある。

 「真緒は初めての世界に飛び込むことが得意でもあるけど苦手でもある。」
博之さんにそう言われてハッとした。
本当はすごい好奇心旺盛で、初めての世界にもなんでも挑戦して飛び込む。けれどもこんな背景があって、恐怖心が芽生えて、苦手になっているのだ。
だからこそ、今回はこうして勇気を振り絞って自己開示をすることにした。

でも私は私であって、他の誰でもない。私にしかできないことがたくさんある。
昔の辛い記憶が今の私を形作っている。今はあまり辛いと思うことは少なくなった。その記憶をバネにして、今はたくさんの方々と出会い、本当に恵まれた環境に身を置かせて頂いている。感謝をすることを忘れずに。↓↓
(博之さん、清水さん、きらくん、いつもありがとうございます。)

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個性って認められないのか。
ブレって許容されないのか。
みんな同じように生きなければいけないのか。

不思議でならない。
世の中がもっと個性が認められる。自由で素敵な世界になればなと思う。


最後に

北海道キャラバン参加してくださった皆様、ありがとうございました!!!!
いい出会いもたくさん生まれて、本当に幸せでした!
また雪が溶けたら帰りますね。ありがとうございます。

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その他リンク

REIWA47キャラバンはこちら。過去のレポートも公開されています。


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初めまして!滋賀県の大学生かつ京都の料理人修行中のまおです!🔪生産者の元を訪問し、一緒に仕事をすることを通して感じたことを発信して行きます!