自宅待機の今、ボイパについて思うことをつらつら書き連ねてみる〜ボイパの音色について〜
みなさんこんにちは、まさです。
新型コロナウイルスの影響がだんだんと強くなってきて、家でスマホを見る機会が増えた人も多いのではないでしょうか?
かく言う僕もその一人で、Twitterで流れてくるアカペラ動画を「あーすげえなあ」なんて思いながら観ています。
そこで、色んな人の演奏を聞く中で思ったことを、思考の整理という意味も含めて書いていこうかなと思います。
▼本日のテーマはこちら
”ボイパの音色について”
ボイパなんて興味ないなんて人もいると思うのですが、表現の手法という点では共通するところもあると思うので、暇な人は読んでみてください。
(そしてFBください)
それではいってみましょ〜。
1.ボイパは表現である。
早速自分はボイパじゃねえよというツッコミが入りそうですが、
ちょっと待ってください。せめて冒頭だけでも読んで。。
さて、ボイパに限らずですが、僕は音楽=表現だと思ってます。
つまり、自分の伝えたいメッセージを聞き手に届けるために演奏するわけですね。
嬉しい、悲しい、ほっとする、ウキウキする、
などの感情もあれば、
都会の町並み、揺れる波風、ノスタルジックな夕焼け、
などの風景もあります。
こうした様々な情景を、音という手法を使って表現するのが音楽です。
何を当たり前のことを。。。と思う人も多いかと思いますが、
上記の情景を演奏で表現しようとするとき、
その音色って本当に最適なのか
って考えたことありますか?
意外とこれ意識してない人多いんじゃないでしょうか??
意識するのと伝わるのは別、という話は置いといて、、
音楽が表現だよっていう定義に基づくとすると、
意識していることがない
=伝えたいことがない
ということになりますよね。
もちろん、演奏できることがゴールならそれでいいと思うんです。
でも、自分の貴重な時間を使ってたくさん練習して、
自分のために来てくれたお客さんの前でライブするんだったら、
それだけだともったいないですよね。
せっかくなら、聴いている人の心を動かしたいですよね。
まあそんなわけで、どんな音色で演奏するかってすごい大事だと思うんですよ。
2.ボイパの音色どれくらいもってますか?
音色の数ってビートボックスの話でしょ。
ドラムセットの音たたければ十分じゃん?
なんて声も聞こえてきそうですが、そんな話をしたいんじゃあありません。
結論から言うと、
なんでおまえらのスネアは一辺倒なんじゃ〜
って物申したいわけです。
有声/無声論争や、
ボイパとビートボックスは違うから
なんて不毛な争い(ほんとに不毛だと思う)もありますが、
冒頭に述べたとおり、音楽=表現だという大前提に基づくとすると、
伝えたい情景にぴったり合う音色かどうかが大事だと思っています。
いやいや、ボイパの音で情景とか伝わらないっしょ?鼻ホジー
みたいな人もいるかと思うんですけど、
ボイパの音色一つで曲の雰囲気ってめちゃくちゃ変わると思うんですよ。
なぜなら、ボイパってアンサンブルで演奏することが多いから。
ボーカルが歌う言葉の雰囲気を出すのって、バックミュージックの音色だと思うんですよね。
特に大きく左右するのはスネアのサウンド。
嬉しい楽しい雰囲気を出すんだったら短めで高いタッって音が合うだろうし
悲しいつらい気持ちを演出するなら長めでターンって音が合いません?
この合う/合わないをどっかに忘れてきて、
自分の”出せる音”
を使っている人って多いと感じるんですよね。
ボイパの強みの一つって、
1つのライブの中で瞬時に楽器を切り替えられること
だと思ってるんですが、
そのボイパの強みを使わないのって、もったいなくないですか?
え、ドラムセット叩けばよくない?
そっちの方が音的に気持ちよくない??と。
そんなわけで、
俺有声派だから〜
とか
いや無声派だから有声はできないし
とか意味のないこだわりは捨てて
曲の雰囲気を演出できる音選び
をした方がいい表現ができるよなあと思ってます。
ワイはこのスネアが大好きやからこの音一筋でいく。
って人。
いや、めっちゃいいと思います。
こだわりも表現には大事。
ただ、そういう人は、その音にあった曲を逆に選んだ方がいいと思うんですよね。
SMELLMANのヤシさんはすげえ尊敬するボイパの一人なんですが、やりたい音楽と出ている音が一致しているところも表現者として憧れる点です。
ヤシさんが音を基準に音楽を選んでいるのか、曲があって音を選んでいるのかは計りかねるのですが、それが一致しているように伝わっているのが
大事なのかなと思ってます。
3.おわりに
僕がこんだけ音色にこだわる理由って手数が少ないフレーズを好むことも
バックグラウンドにあると思うんですよね。
シンプルなフレーズほど、音色が粒立って聞こえるし、チャカチャカしていればそれほど気にならないのかもしれない。
いずれにしても、
表現のための音色選び
という視点は忘れたくないなあと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?