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#11サスティナブル 調査隊

今日は、企業の取り組みとして「食」と「健康」を覗いてみます。

早速ですが、健康的な体を作るには、食事、運動、環境に配慮する必要がありますよね。

そこで、企業の取り組みとして健康経営という考えの中で「社食」を一つの提供機会としている企業があるようです。

Yahoo Japanの社食

ヤフー株式会社(Yahoo Japan Corporation)といえば、イーコマースやニュース提供で皆さんご存知の日本を代表する企業です。

従業員数6,515人・平均年齢35.6歳(2019年3月31日)という、従業員も多くかつ若い人材の多い企業ですね。

そんなYahoo Japanですが、この会社の社食でも新たな取り組みを始められています。

2019年10月より、社員食堂BASE11(ベース ジュウイチ)で「揚げ物税」という仕組みが導入されました。
これは揚げ物料理の一部を値上げし、その値上げ分を原資として魚料理を値下げするという取り組みです。

この経緯としては、ランチで脂質の取り過ぎ傾向にあり、脂質が多く含まれる揚げ物料理を食べる社員が多いことが課題となっていたそうです。

健康リスクを低下させる対策のひとつとして、LDLコレステロールを減らす働きがあるとされるDHAやEPAを多く含む魚料理を食べることを増やそうと、揚げ物と魚料理の価格差を利用し、リスク低減の選択肢へ誘引しようとする試みです。

価格という価値をフックとして健康へつなげるというのは、魚を食べなさいと言葉で言われるよりも、自ら選択するという意味では精神的にも良いかと思います。

ファンケルの社食

そして次にご紹介するのが株式会社ファンケル(FANCL CORPORATION)です。

言わずと知れた化粧品や健康食品を販売する会社です。
そんな健康を得意とするファンケルが始めているのが、こちらです。

「ファンケル学べる健康レストラン」と「ファンケル健康メニュー」という取り組みを2017年8月より実施されています。

食堂では、スマートフォンやタブレットを使った食生活診断と健康アドバイスのほか、サプリメントも提供されています。
「自宅で作れない」といった課題に対応するためレシピも公開しているとのこと。

体験を通して健康づくりにつながる気づきや学びの場を提供されています。

メニューの特長は「塩分 2g以下」、「適正カロリー」、「脂質コントロール」、「野菜量 120g以上」、「食物繊維 6g以上」、「抗酸化力の高い青汁を使用」、「肥満になりにくい発芽米を使用 」「栄養バランス」という 8 つのこだわりを持ったメニューで、健康維持、未病改善効果が期待できる仕組みです。

これは、社員食堂を「健康増進サービス」として提案する上でのショールーム的役割も担っている様です。

今回は社食という場を使い「健康な食事」について周知・体感する施策でしたが、最近は営業マンでなくとも、事業所以外で勤務するテレワークなどが多くの企業で採用され、将来的に社食の活用機会も減少するかもしれませんね。

しかし、この様な意識改革が定着すれば、普段の食生活を見直すいい機会となるのは間違い無いでしょう。

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今度は、この身についた「健康に対する関心」を継続し、周囲に伝播していくための取り組みが重要となるかと思います。


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