ニュータウン

最近はめんどくさいからどこ出身？って言われたら岡山市って言うことが多い。地元は〇〇なんですけど、寮に入ってて岡山市なんです〜。なんて言ってたら、え？寮生活？！すごいな！！なんて言われる。そんなすごくないよって内心思ってます。私は県内だから。中1で関東から来てる子もいるし。

話が逸れた。私は中学入学と同時に寮に入った。それまでは県北に住んでた。ほんっとになにもない街。まだ私はありがたいことにギリギリまだ栄えてるところに住んでた。本当に何もない街。電車も1時間に1本、私の1番近くの最寄り駅の路線なんて2時間に一本だからね。the車社会って街。


話は少し変わってYAJICO GIRLのニュータウンって曲のこと。YAJICO GIRLは大阪の千里ニュータウンで過ごしてる。（だよね？あってるよね？心配）わたしの地元なんて千里に比べたら、いやもう比べるほどじゃないレベルの田舎なんだけど、初めて歌詞をまじまじと聞きながらライブ見たとき、これわたしの曲じゃない？って思ってしまった。

"夜空に描いた星 昔から住んでる町 地方都市サイド 僕らが身を潜めたあの溜まり場も 今は残ってない 微かな光を置いたまま消えてしまった なくなってしまった"

"自転車に乗ってベル鳴らした 今は何してる？ 喧嘩になって泣きじゃくった事を覚えてる？"

私は来年の春から京都の大学に進学することになった。岡山に帰ってくるつもりもないし母からはこんなとこ帰ってこなくていいよ。って言われるくらい。もう地元には住むこともないだろうし、未練なんてなかった。はずだった。でもニュータウンを聞いた時少しだけ恋しくなった。

小学生の時に学区内の知らないところを自転車漕いでさまよったこと、家の近くの洞穴に秘密基地作って毎日集まってたこと、だだっ広い利用者のいない駐車場で飽きもせずに遊んだこと。
下校途中に犬に追いかけられたこともあったし喧嘩もしたし、泣きながら帰ったこともあった。

今のクラスメートには何もない街ってめちゃくちゃ言われてる私の地元。だけど私にとってみたらとてもとても思い出が詰まっている街。

ふと一緒に過ごしてた友達を思い出した。

みんな元気かな。今はなにしてるかな。