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九州の醤油が甘い理由

「九州の醤油が甘い」ことをご存じの方は多いと思います。ただ、九州の醤油メーカーの方に「どうして甘いの?」と質問をすると、皆が口をそろえて「分からない」と言います。

「えっ?!分からない?甘い醤油をつくっていて?」と返しても、「いや、本当に分からないんだよ」と。でも、そんな前置きをしながらも、いくつかの説はあるよと教えてくれます。

・あたたかい地域なので甘い味付けが好まれる
・鎖国をしていた時代、長崎の出島を窓口に砂糖が輸入された
・甘い料理は上等なおもてなし…などなど。

加えて、個人的に納得感があるのがお酒との関係です。九州では焼酎が好まれますが、焼酎は蒸留酒なので糖分はゼロ。そのため焼酎とあわせておいしいのは甘い味付けの料理だったりします。このあたりの理由もありそう。

家庭で甘い味付けが好まれる→甘い醤油が重宝される→甘い醤油が売れる→メーカーは甘い醤油をつくる…こんな循環だったのではないかなぁ~

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