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私には家族で成したい夢がある。

2024年7月20日。

私の夢の一つにこんなものがある。

「父と一緒に出店を開きたい」

こんな夢だ。

これは母と私の夢。
この夢を思いついた背景には、ある一つのエピソードがある。

私には恵まれたことに父親と母親の両方がいる。
男4人兄弟の2番目として生まれた。

母親はとても明るく、活動的で、外交的な人。
父親は口数も少なく、寡黙な人だが、探求心であったり、創造性はとても豊かだ。

私の性格はどちらに似ているのか分からないが、お互いの良い部分だけを抽出しているのだと思う。

父は何か物を作るのが昔から好きで、家に部屋を増築したり、庭にウッドデッキを作ったり、車庫まで自ら作った。本当に恐るべしだ。当時小学生だった私も少しだけ手伝った記憶がある。

そんな好奇心旺盛で、活動的だった父だが、私が中学生の時にある病気にかかってしまい、そこから元気がなくなってしまった。

詳細を説明すると、とても長くなるので割愛するが、父はみるみるやせ細り、ただ毎日を生きているような感じで、全く父から活力を感じなくなった。それは私だけでなく、家族全員が感じていたことであった。

しかし、それでも父が唯一料理をしている時は本当に楽しそうだった。父が作る料理は本当においしく、家族も皆大好きだ。

そこで私と母はあることを思いついた。

このお父さんの手料理を使って、みんなに振舞えないか、と

どうにかもう一度、父に元気になってほしい。私たちは心からそう思ってる。

私が企画から会場から、食料からすべてをそろえて準備をする。
母が接客や品出し、食器洗いを専門にしてもらう。
そして父には厨房で料理を作ってもらう。

いやいや待てよ、そんな簡単に行くわけがないだろ

という声も聞こえて来そうだが、そんなものはあたり前た。
十分承知している。だから実現させたいんだ。

これは自分一人の夢ではなく、家族の夢だ。

よし、頑張って形にしよう。




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