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認知症でも一人暮らしは出来るもの?

そもそも認知症があっても自宅で暮らせるのかというのは、誰もが考えるところだし、心配な部分でもあります。
近距離で住んでいるなら様子を見に行くことも出来るのですが、遠距離の場合はやや事情が異なります。



様子を簡単に見に行くことが出来なかったり、実家近くに戻るとしても生活の基盤が出来上がっていることもあって、戻るわけにも行かず呼び寄せるにしても、本人が反対して出来ない場合は対策が必要になります。



出来る部分より出来ない部分に注目してそこをフォローするような体制を作ることです。
そこにはITであったり、近所の人や親の友人たちに事情を説明して協力を依頼したり、地域包括センターへも相談しておくとよいと思います。



安否確認サービスやシステムは存在しているのでそこも利用しつつ、週1で戻って様子を確認したり、周囲から普段の様子を聞いたりしながら次の対策に出ていくことかと思います。



実は認知症があっても自宅で暮らしていけると言う事を提案している方がいます。
上野千鶴子さんです。



最近だと、東大の入学式でのスピーチが話題になった方です。



認知症があっても自宅で暮らすことは確かに出来ます。
見守ってもらいつつ、自宅を改装する必要もありますが出来ないわけではありません。



そしてどこから介入するのか、も問題になります。
出来ることなら、ずっと住み慣れた自宅で長く暮らして欲しいと思いつつも、どこかの段階になった時に施設入居や同居も検討しないと行けないと思います。



その線引をケアマネと相談する必要が出てきます。
定期巡回随時対応などの在宅支援のサービスを受けたり、自分が時々やってきて家の中を確認するとかをしながら、次を考える必要も出てくると思います。



結論からすると、自宅で暮らすことは可能ではあるけど、ただそこから介護サービスへ繋ぐことが出来ればの話、のような気がします。
なかなか家に人を呼ぶことをあまりよく思わない人が多いだけにこの辺りが難しいと思います。



早期の段階から少しづつ介入を初め実績を積み重ねて行くより仕方ないのかも知れません。



介護歴が約10年くらいの者です。これからの介護の未来とビジネスモデルについて色々思いあぐねています。介護の未来が明るものになるようにしていきたいと思っています。