となりの韓国
2020年もスタートしたばかりですが韓国に行ってきました。
なんだかんだで頻繁に飛行機に乗ってるので忘れてましたがそういえば外国に行くのは5年ぶりで、パスポートと出国審査にわくわくしながら搭乗ゲートへ。
どうでもいいことですがゲート番号がゾロ目だと縁起が良い感じがしてうれしいです。
久しぶりの国際線。
そういえば国際線はモニターがあるんですよね!!
わたしはあまり飛行機で爆睡するタイプではないので、機内では映画見たり地図で現在地をみるのが好きです。
今回はエアソウルというめちゃ安いチケットでしたが、LCCでも機内は新しくて、ペパーミントのカラーがかわいかったです。
エアソウルは韓国のキャラクターLICOとコラボしてるようで、機内グッズや案内の動画などがまためっちゃかわいかったです。
救命胴衣を着るところではミニ天使がキラキラと装着を手伝ってちょっとした変身シーンになってて非常時とはかけ離れた演出がおもしろかったです。
この時点でわたしはなんとなく「韓国ってすごい進んでるのでは??」と感じましたが、実際このあと韓国にいるあいだは韓国のセンスの高さを感じることの連続でした。
韓国へはあっというまでした。
たったの3時間、沖縄と変わらない距離。
無事に夜の仁川国際空港に到着しました。
よくインスタで見てるKPOP歌手が上げてるのはここですね!!
とっても空気が冷たい、東京はずっと暖かい冬でしたが、韓国の夜は日本の東北みたいな寒さでした。
アジア最大のハブ空港だけあって、仁川空港はとっても広かったです。
関空みたいに島にある空港なので、ソウル市まではバスや電車で行かなくてはいけませんがもう遅い時間だったのでタクシーにすることにしました。
ちなみに韓国のタクシーはボッタクリがたまにあるらしいので、客引きしてくるタクシーは無視して空港カウンターに行き、正規会社のタクシーを使うことにしました。
カウンターの人は親切でした。
市内まで一律70000ウォン、決済はタクシーが着いてからと決まってるので安心しました。
日韓関係がかつてないほど緊張してると言われてるので、もしかしたら日本人の自分は差別的な対応をされるかもしれないと覚悟してましたが、結論からいうと韓国滞在中に一度もそんなことはなかったです。
すぐに迎えに来てくれたユさんという男性の運転手さんとともにさっそく出発です。
高速道路は4車線あって広々していました。
日本に比べるとみんなけっこう飛ばしてます。
韓国の車は左ハンドルです。
ユさんの運転席は最新のナビとスマホが2台ついていました。
ユさんは60歳くらいのめちゃめちゃおっちゃんなのに、いまどきのアプリを当たり前みたいに使いこなしてました。
「むかし日本の丸の内で2年くらい働いていて、そのときに日本語を覚えたよ」
ユさんは韓国語と英語と日本語ができるそうで、語学を生かして観光客向けのタクシー運転手をやってるそうです。
「韓国人にとって日本語はいちばん覚えやすい、文法が同じだし、言葉も似てるよ、だから日本人の人も韓国語は勉強するの簡単じゃないかな、ただ発音がね、韓国語は発音がたくさんあるから、それだけむつかしいかもね」
へえ〜!!
なんだか韓国語やってみたくなりました。
「日本人を嫌う人なんて本当に一部」
ユさんはそう言ってくれました。
ユさんのスムーズな運転であっというまにソウルに着きました。
そこはあまりにも日本に似ていて、全然外国感がないです。
韓国と日本がこんなにもそっくりなことに、不思議な感動をおぼえました。
日本人の遺伝子にたしかに残る、遠い昔に先祖がいた場所に来たら、街も人も何もかもが似ていた、そのことがうれしかったです。
今回はAirbnbで予約した現地の人が運営するゲストハウスに滞在しました。
建物はかなり古かったけど、アジアのレトロな外観がライトアップされていて、すごいおしゃれでした。
ちなみにユさんはここの駐車場でUターンするとき置いてあったブルーのコンテナにガガガと後ろをこすっていましたが特に気にせずそのままブーンと行ってしまったところがゆるくてウケました。
入れ替わりに出てきた宿のご主人は遅い時間にも関わらず快く迎えてくれました。
物作りが好きらしく、自分の作ったものを見て楽しんでくれたらうれしいと言ってました。
廊下の入り口にはドラゴンが。
中のお部屋がまた、めちゃおしゃれでした。
建物はけっこう古くてAirbnbはとても安いのですが、ホテルと同じくらい居心地がよくて、ご主人のもてなす心を感じました。
あとすごいびっくりしたのが部屋がすごくあたたかったことです。
床暖房がきいていて、窓は三重のサッシで断熱効果がすばらしい。
すごいすごい。超快適。
家の中があたたかいことが当たり前なのも、緯度の高い韓国の文化だと思いました。
テンションが上がりすぎたので、氷点下の深夜のソウルの街に出てみました。
お店はとっくに閉まってましたが、ハングル文字があふれる街並みが楽しかったです。
日本に似てるけどごちゃごちゃしてるところに大陸の名残があって、それが韓国の文化と地理的な位置付けと歴史をすべてあらわしてるみたいでした。
それに、なんてかわいい道路なの!!
歩道橋の上から撮りました。
異文化にふれるっていいですね。
自分がもはやなんとも思わない日本の道路も街並みも、きっと違う国の人が見たらとても好奇心を刺激されるものなわけで、やはり旅をするのは大事なことだと思います。
価値観が広がって多様性がなんなのか直接的に体験できます。
わたしのベッドルームの枕元のスタンドには、漢文とハングルの文章が書かれてました。
前世がどうのこうのと・・・
ここで今夜はどんな夢を見るのだろう。
朝鮮半島に住んでいた過去世の夢とか見れたらいいな。
それにしてもほんとに、まるで外国に来た気がしないです、日本のどこか地方都市に来たみたいです。
深い安心感とともに、わたしはぐっすり眠りました。
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