25歳の俺らが、会社を辞めて地元横須賀でビジネスを始める 〜神沼、飲食店やるってよ〜
我が地元
神奈川県横須賀市久里浜にて
「家庭料理とワインのお店 レストア」を
オープン予定の神沼です。
前回のNoteで横須賀で起業することになった経緯を書きましたが、今回は実際になにをやるかを書いていきたいと思います。
タイトルにもある通り、飲食店をやります。しかも久里浜で。
「こんな状況で会社やめんの?」
「しかも飲食?」「しかも久里浜?」
相当言われました。
僕も確かにそう思いますが、やります。
心が動いた方に動く。それのみです。
僕らが飲食店をやる理由は大まかに3つあります。
長いですが、最後まで見ていただけると幸いです。
①飲食は人に感動を与える。心を豊かにすることができる。
僕は大学を卒業して、ワインの専門商社に就職しました。
なぜワイン?と色々な人に聞かれるのですが、理由は結構しょぼくて、「なんかワインってカッコよいな。仕事で海外行けるし、元々お酒好きだし、サラリーマンっぽくないし、とりあえず説明会行ってみるか。」くらいの気持ちがスタートでした。
入社1年目で配属されたチームは東日本チーム。
担当県は、山形県、秋田県、福島県、群馬県。
元々石川県にも住んでいたので、地方に毎週出張生活も悪くない。
入社して半年でひとり立ちし、いきなりワインのプロ(ソムリエ)や、シェフ相手にワインを提案する。「いや、無理やろ?」と思いながらも、必死に食らいついた1年目でした。
ぼくが営業する飲食店は主にイタリアンやフレンチ。
地方でそういった業態のお店をやられている方は、イタリアやフランスに修行に行っていたり、都内の有名店で修業をしていたりといった指折りの方々が多いです。
「お世話になった地元を、食を通してもっと豊かにしたい、盛り上げたい。」
皆さんそんな思いを持って地元に帰り、お店をやっていました。
地元の食材を使って、今まで自分が培ったすべての経験値を料理とサービスに込める。そこに地元の人たち、観光で来た人、様々な人たちがその”地元”を肌で感じながら、食事とワインを通して、感動する。とても豊かな気持ちになる。幸せな気持ちになる。
そんな素晴らしい空間をつくっているお店がたくさんありました。
「飲食ってこんなに素晴らしいものなのか。こんな素晴らしいお店の料理に合うワインを提案して、少しでもお店の力になりたい。おいしいワインを通して少しでも多くの人に豊かな気持ち、幸せな気持ちになってもらいたい。」
そう思うようになりました。
そんなこんなでこの仕事を始めて、3月で丸3年。
僕はそんな方々と同じにフィールドに立とうとしています。
僕には海外で修業した経験もないし、ましてや日本でもない。
銀だことピザハットのデリバリー、華の舞でキッチンのバイトをやってた位。飲食経験実質ゼロ。
「お前ができるわけないだろ。飲食なめんなよ。」
福島県の僕が大変お世話になったH山シェフから怒号が飛びそうですが、ぼくはやります。
ぼくがお世話になった地方の方々と同じように、料理で感動してもらうことはできませんが、その空間があることで、1人でも元気になってくれたり、ハッピーな気持ちになってくれたり、「明日からまた仕事頑張ろう。」って思ってもらえるのであれば、やる価値、トライする価値は十分にあります。
そのために、僕らにしかできない飲食の新しい形を築いていきたいなと思っています。
②飲食=カッコよいを体現したい
皆さんは”飲食店”と聞いて何を思い浮かべるだろうか。
多分”きつい”とか”大変”とか”儲からない”とか、いわゆる「ブラック」なイメージを持たれている方が多いと思います。
そのイメージを変えたい!そして、飲食でもしっかり休めて、自分の時間があって、お金もしっかりもらえる。そんな飲食業界での働き方改革にチャレンジしたい!という大きな野望を二人で持っています。
僕が営業してきて、見ている飲食の方たちはとてもかっこよかった。
だって自分たちが作った料理とお酒を求めて人々が集まり、感動したり、熱い話をしたり、恋バナをしたり、ビジネスの話をしたり。
お客様にとって素晴らしい1日を演出している飲食店ってめちゃくちゃかっこよくないですか?
僕たちはそう思っています。
ただ、みんながイメージするような「ブラック」な側面があることも事実。
いち個人店であればブラックもくそもないと思うが、企業として飲食店をやっている所は、社員の休みが少なく、給料も低い。
心身ともに疲弊してしまっている社員がいる所もなかにはある。
給料が低くても、休みがなくても、それでもなぜ働いている人がいるのか。
それは、やっぱり飲食には”人の感情を動かす力”があるから。
現場でそれを実感することができるから。
これこそが”お金にならない価値”だと思います。
でも、お客様をハッピーにできて、それでいてお金も稼げて、かつしっかり休みもあって、そんな飲食の形を作れたら、
飲食=カッコよい
を作ることができるんじゃないか。
本当に飲食の仕事が好きな人たちが幸せに働ける環境をぼくらでつくっていきたい。ワンピースのように個性あふれる仲間たちとカッコよい飲食の姿を体現していきたい。
そんな野望をもっています。
(まずは僕と海は死ぬほど働きますが(笑))
③ぼくらができること
「横須賀をもっと魅力的な街にしたい」
「横須賀の人々がもっと豊かになれる環境をつくりたい」
大それたことを言っても、一人間ができることなんて限られている。ましてやぼくらなんて、人生のほとんどをサッカーに費やしてきた。
そんなぼくらがたまたま就職した業界が飲食業界。
ぼくは「ワイン専門商社」に。海は「飲食業」に。
なんかこれも「縁」だよなー。必然だったのかもしれない。
この3年間でたくさんの人たちにお世話になったし、育てていただいた。そんなお世話になった「飲食業界」にまずはトライしたい。そして、お世話になった「飲食業界」に携わることで、お世話になった方々へ感謝の気持ちを体現したい。
まずぼくらにできることってそれだよな。
大きな夢は持つけど、しっかり足元を見て、じっくりと歩んでいきたい。
急に成長できないことはサッカーから痛いほど学んだ。
焦らず、じっくりといこう。
そんなこんなでまずは飲食店を久里浜でやることに決めました。
合わせて色々なことにトライしていきます。
お店は8-9月オープン予定です。
みんなぜひ遊びに来てください。
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神沼 拓海(かぬま たくみ)
1996年2月21日生まれ(25歳)/神奈川県横須賀市久里浜出身
【サッカー】Aries Tokyo 所属
【ビジネス】株式会社モトックス (ワイン専門商社) 3年勤務 / 株式会社SEA 代表 ~地元よこすかをより魅力的な街に~
【学校】遊学館高校/東京農業大学 【資格】J.S.Aソムリエ #日本一サッカーが上手いソムリエ
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