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オールドレンズにハマったら、写真の質が向上したような気がする。

こんにちは。万城目瞬(@0q_xney)です。
Webメディア「DopeZine」編集長をやってます。

私は最近金に物を言わせてオールドレンズを買い漁っているわけですが、オールドレンズで写真撮り始めたら、写真の質が向上したような気がします。その理由をお話しようと思います。

機材については徹底的に調べようとする

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オールドレンズは現代のレンズとは違い、クセが強いものが多くあります。

例えば、こんな感じの写りをします。

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ゴーストもフレアも滲みもでまくりですよね笑
なので一つ一つのレンズに対して、逆光や順光、昼夜を撮ってみないとクセを把握することが出来ません。

様々なシチュエーションに対してどのような写りをするのかを徹底的に調べ上げて、スナップに応用するにはどうすればよいのか。ポートレート撮影の場合の切り取り方を考えていかなければなりません。

現代レンズのように平均以上の写りをするわけではない。かつ個体によっても写りは千差万別です。

機材チックなレンズ構成がどうとか、どこのメーカーがうんちゃらみたいな話ではなく、そのレンズが通ってきた年代の空気感や感覚を掴むために徹底的に調べる癖が付きました。

その分レンズが手に馴染むことになり、自然とレンズを扱えるようになっている気がします。

マニュアル撮影のテンポ感が丁度いい

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オールドレンズを使うということは基本はフルマニュアルで撮影をすることになります。

露出を設定してからマニュアルフォーカスをしていく。この絶妙なテンポ感が写真を丁寧に撮ることに繋がっていると考えます。

AFだと雑に撮るということではありません。私は4年くらいMFのみで撮影しています。
このテンポ感が身体に馴染んでいるので一連の動作がルーティーン化しているのです。

稀にAFで撮影するとなんかむず痒い感覚に襲われてしまうんですよね。こんなにサクサクと撮ってしまって良いものなのかと笑

このテンポ感を大切にすることで本当に撮りたい一瞬を切り取ることができるのかもしれません。

フィルム時代の1枚1枚を大切にする感覚を得る

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オールドレンズの切り取り方は、フィルムカメラを使う感覚とほぼ同義だと思います。

フィルムだとフィルム自体に枚数制限があるので、1枚1枚を大切に収めようとする癖がついて来ます。
私の場合はデジタルでもフィルムでも同じような感覚を得るためにオールドレンズを使用していると言っても過言ではありません。

なのであまり液晶は見ませんし、撮影が終わってから写真を確認したりしています。

ファインダーのみで切り取る感覚を大切にすることで1枚1枚のクオリティが向上したのではないでしょうか。

オールドレンズの描写がとにかく楽しい

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ここに集約されると思いますが、オールドレンズにハマった最大の理由は描写が面白いことです。

レンズによって、ボケも違うし、寄れる寄れないも違う。
青が綺麗に出たり、赤が朱色に写ったりする。
滲んだり、ゴーストが出たりする。

そんな素敵な描写がするレンズがあるので、とにかく撮影しまくります。
毎日違うレンズを付けて撮影するので、本当に飽きることがありません。

楽しさから自然と撮影量が増えます。前に書いた撮影量に触れた記事でも言いましたが、絶対的な撮影量が増えれば写真が上達することが自明です。

楽しく撮影量を増やす、これに尽きるのではないでしょうか。

まとめ

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私はオールドレンズにハマって、機材の特徴把握や撮影量の増加等の写真上達に欠かせない要素を副産物的に得ることが出来ました。

皆さんの中にも私のオールドレンズのような「写真上達」に導く存在があるかもしれません。
それを見つけてみてはいかがでしょうか。

以上です。


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