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インドネシアでの配車アプリ事情

2019年2月に勤めていた会社を辞めたタイミングでインドネシア(ジャカルタ)、マレーシア(クアラルンプール)、シンガポールを旅行してきた。まずはジャカルタに降り立ったが、ジャカルタでの配車アプリ事情について記そうと思います。

事前調査によるとタクシーを使うより安いらしいので、僕自身Grabをめちゃくちゃヘビーユースしました。実際使ってみて、かなり使い勝手が良かったのでGrabについて紹介したいと思います。

インドネシアでの配車アプリ市場

まずインドネシアでの配車アプリ市場について紹介したいと思います。インドネシア ではGrabとGOJEKの2つのサービスがあり、この2つの配車アプリが市場を独占しています。

GOJEKはインドネシア発のサービス、Grabはシンガポール発のサービスでインドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、カンボジア、ベトナム、ミャンマーで利用できるという東南アジアを旅するときには無くてはならない配車アプリです。
インドネシアではGOJEKが先にサービスを開始していましたが、後発でGrabが進出しUberの東南アジア事業を買収したことで一気にシェアを増やしました。
インドネシアでは車だけでなく、バイクも走っていて渋滞が多いジャカルタではバイクの方がよく使います。
街中を走っているバイクを見てみるとGrabとGOJEKは感覚的にほぼ半々くらいでしたが、実際の数はどうなのと思い街中を走っているGrabバイクとGOJEKバイクの数を数えてみました。

※調査日:2019/02/12
※調査場所:ジャカルタ市内

なんと、、、全くの同数でした。

Grabの使い勝手

Grabの使い方はすごくシンプルでホーム画面にCarやBikeなどを選択するボタンがあり、そこで選択して出発地と目的地を入力すると自動で運搬料金が算出されて近くのGrab CarもしくはGrab Bikeとマッチングすることができます。
ジャカルタなら市内の至る所に車もバイクもいるので、マッチングするまでにほとんど時間はかかりません。大体、10秒くらいでマッチングします。
マッチングしてからピックアップしてもらうまでにかかる時間は場所にもよりますが、3~5分くらいです。運転手によっては地図が読めないのか近くに居ても同じところをぐるぐる回っている人もいます。なかなか来てくれない場合はキャンセルして別の車やバイクを探しても大丈夫です。

Grabの使い方としては
①CarかBikeを選択
②出発地と目的地を入力(出発地はGPSで現在地を自動で入力してくれる。到着地は住所や建物名を入力。)
③Bookを押してマッチングするのを待つ
④マッチングした車やバイクを待って乗車
といった流れです。かなりシンプルなのですぐに使いこなせると思います。

また、目的地に着いたら運転手の評価を星5段階で求められます。これによって運転手の質を担保しているんだなと。

おそらくGrab CarとGrab Bikeどちらが安いのか多くの方が気になると思うので、出発地と目的地を同じにして試してみました。実際に乗ったわけではないです。自動算出されるので、Bookせずに目的地だけ入力してみました。
それがこちら↓です。

場所によってGrab CarとGrab Bikeの差額は異なるのですが、今回の場合Grab Carの方がGrab Bikeよりも3倍くらい高いですね。ちなみに1円=120RP(ルピア)くらいなので、96,000RPは800円くらい、33,000RPは275円くらいです。
距離が結構離れているので、日本と比べるとどちらも格安です。

このように基本的にGrab Bikeの方がGrab Carよりも2倍以上安いので、雨が降っていなければ、基本的にGrab Bikeを使うと良いです。渋滞時でも車の間をすり抜けられるので、目的地まで早く着くことができます。

あと、ジャカルタのスカルノ・ハッタ空港にもGrab専用の停車場があったのは驚きました。こんなにも普及しているのかと。

※ちなみにGrab Bikeはインドネシアのみでマレーシアやシンガポールでは無かったです。Grabは国ごとにローカライズしていて国によって使える機能が分かれているそうです。

Grabのメリット

最後にGrabを使うとこのメリットについて紹介します。

①出発地と目的地を入力するだけなので簡単
出発地と目的地を入力するだけなので、現地の言葉が分からなくても安心して利用できる。インドネシア だとほとんど英語が通じないので、Grabにかなり助けられた。

②目的地を入力すると金額が表示されるのでいくらか前もって分かる
目的地を入力すると金額が自動で算出されるので前もっていくら払う必要があるのか分かるのが良い。

③クレジット決済なのでぼったくられる心配が無い
配車アプリは基本的にクレジット決済なので、その場で払うことはない。なので、もし運転手が悪徳でぼったくろうとしてきてもアプリ上で決済が完了するためぼったくられようがない。しかもその金額もGrabによる自動算出なので。

今回の旅で実際にGrabを使ってみて配車アプリは本当によくできたサービスだなと思いました。特に旅行者にとってはかなり使い勝手の良いサービスです。

もし、東南アジアに旅行するタイミングがあればぜひ使ってみてください。Grabの虜になると思います。

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