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誰もが持つ「無意識の差別」に気づいた話

今日、こんな記事を見つけて結構ショックだったんです。
コスメブランドのLUSH「ダイバーシティ&インクルージョンの観点から商品名を変更した」というもの。

ラッシュは「All are welcome, Always」を信念に掲げ、LGBTQ+や難民をはじめ、誰もが平等に自分らしく暮らせる社会を目指し、様々な取り組みを世界中で展開してきました。しかし、2020年6月より、世界中でムーブメントとなっているBlack Lives Matter(BLM)の問題に真剣に向き合った際に、社内にも無意識のうちに構造的差別が存在していることに気づかされました。ラッシュグローバル、そしてラッシュジャパンとしても、真の意味で「All are welcome, Always」を体現する、ダイバーシティ&インクルージョンを反映させた社内の仕組み作り、職場環境の構築、コミュニケーションの見直しが必要であると考え、実行に移しております。

その取り組みの一つが、「商品名」の見直し・最適化です。性別や人種、年齢、多様なライフスタイルなどへの配慮が十分にされているか、という視点に重点を置き、全てのお客様により楽しんで心地よく商品をご使用いただくために全ての商品名のレビューを行いました。この商品名の最適化にあたりましては、社内の多種多様な職種・社歴・居住地のスタッフによるプロジェクトチームを立ち上げ、販売中の全商品名をダイバーシティ&インクルージョンの視点において見直し、新名称の検討と決定までを実施いたしました。今回の商品名称の最適化において、名称が変更となる商品は以下の通りです。(切替えのタイミングは、商品ごとに異なります。)

●なにがショックだったか?

何がショックかって、旧名称を見てもそれが問題だと気付かないのもあったから...。実際どんな風に変わったのか、見てみましょう。

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・まず最初の「東方美人」から衝撃。そうか、よくよく考えたら特定人種やルッキズムにつながってますね...(関係ないけど、台湾製の好きなお茶の名前も「東方美人」です、涙)

・「ブラック...」や「ホワイト...」は、BLMの観点からも変更なのですね(個人的には黒=悪 / 白=善のイメージは無いけれど、理解できます)。

・「人魚姫」「ミスゴージャス」「乙女」あたりも、今まで違和感なかったかも。うーん...自分では気を付けてるつもりだったので、結構ショックだったのでした。本当に、まだまだ学ぶことが多いですね💧

一方、親しまれた名称を残す動きも。「パパの足」ネーミング由来が気になります(笑)

尚、フットパウダー『パパの足』は、ラッシュのロングセラー商品であり、また同時に近年商品をお使いいただいたお客様による口コミ投稿がソーシャルメディアで爆発的な話題を呼び、多くの方にそのネーミングを含めて親しまれている商品です。この多くのお客様に愛されている『パパの足』は、ぜひお客様にその新名称の決定に関わっていただき、今後もより長く親しみを持ってご使用いただきたいという想いから、今回『パパの足』の新名称案を公募することにいたしました。

●きっと誰もが無意識に差別している

こういうのって、どんなに気をつけても起こり得るんでしょうね。自分が当事者にならない限り、言われるまで気づかない事もあるかもしれません。

「体験していない」「知識がない」から気づかないという場合も。そんな内容の記事を以前にも書きました↓

そういう意味で、有名企業が日々改善する姿勢は素晴らしいし、気付きをもらえてありがたいなぁと思います。もっと知りたいです。

●動物実験ゼロ、100%ベジタリアン

ところでLUSHは、動物実験ゼロ、容器の100%リサイクルなど、環境問題へ積極的に取り組んでいる企業としても有名ですね。その流れでの、今回の名称変更ということでしょう。

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実はマレーシアにも、首都KL近郊に実店舗がありましたが、なんと偶然にも今週29日(木)、我らがペナンにも上陸だそう!(注:回し者ではありません 笑)

日本にいた頃は全く興味がなかったLUSHだけど、のぞいてみようかな。こういう取り組みをする企業には続いて欲しいので、応援したいです!

LUSHの詳細は、ベジタリアンかつアニマルラバーの娘から教わりました。近頃はもっぱら、子どもたちから教わることが多いです。



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