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体はなぜ緊張するのか?


○体が、私ではない1つの生命体であること。
○体は緊張するとなるべく歪んだり縮んだり痛みを発症してサインを出してくれること。

この2つが
前回の記事で大切なポイントです。


それでは
なぜ、体は緊張するのか?

そこを見ていきましょう。


体が緊張する時、私たちの中でいったい

何が起きているのでしょうか?



それは
私たちの概念に関係があります。




『○○しなければいけない』


カラダの声に反して
頭がそう思ったときに
カラダは緊張してしまいます。


例えば、朝起きた時

カラダが
『今日はしんどい、休みたいよ』

と訴えてきます。


でも頭はカラダの声を

『何言ってんだ、迷惑かけちゃいけないだろ。
休むとか甘ったれてんじゃないよ。』

そう言って無理して仕事に行こうとします。

この時、体は朝一番の緊張をします。

会社に行く時も

『遅れちゃいけない』

そう焦ってまたまた緊張します。

職場についてからも

『気を利かせなきゃいけない。
頑張らないといけない。認められないといけない。などなど…』

人によって握りしめている
概念もそれぞれ違います。

苦手な人が職場にいる場合は
そこでも緊張します。

『言い返したらいけない。嫌われたらいけない。もしくは嫌ってはいけない。
上手く付き合わなきゃいけない。』

こんな概念を持っているかもしれませんね。


今の場合だけで

・迷惑かけてはいけない
・時間に遅れてはいけない
・休んではいけない
・頑張らないといけない
・逃げちゃあいけない
・努力しないといけない
・甘えちゃいけない
・無理しないといけない
・役に立たないといけない
・人に嫌われてはいけない
・社会にうまく馴染まないといけない
・etc…


はい、
沢山の概念が見つかりましたね😅


本当は
『休みたい』

本当は
『甘えたい』

本当は
『ゆっくりしたい』

本当は
『頑張りたくない』

本当は
『嫌なことはしたくない』

本当は
『もっと頼りたい』

本当は
『体をもっと楽したい』


緊張する時は
そこに、


本当は○○したい

というカラダの想い=本音

が隠れています。


今一度

『本当は自分はどうしたいのか?』

体に聞いてみて下さい。


体は緊張することで

『今あなたはこんな考え方に縛られているよ』

『あなたに合わない価値観を握りしめているよ』

こういったことを
教えてくれているのです。


それでは、私たちが概念を持つ経緯は
どんなかんじでしょうか?


生まれたばかりのまっさらな
赤ちゃんは概念を何一つ持っていません。

生まれたばかりの赤ちゃんにできることは
泣くことや、握りしめたりする
反射の動きだけ。

その時に、なんだかお腹が空いて
‘心地悪い“と感じます。
そこで、泣いてみる。

そうするとお母さんが
母乳をくれます。

それを繰り返すうちに赤ちゃんは

『なんか、泣けば心地悪いのがなくなる』

という概念ができます。

何かあるたびに
泣いて声をあげます。

その次に
だんだん幼稚園生くらいまで
大きくなってくると

『泣いてばかりじゃだめー!
泣けばいいってもんじゃないのよ〜』

ってお母さんに怒られて
そこで、そうか、泣いてばかりじゃダメなのか。

ここでお母さんに
『男の子なんだからしっかりしなさい』
とか言われたら、確実に

『男の子は泣いたらダメなんだ。
弱みを見せたらだめなんだ』
という概念を持つことになっちゃいますね😅

でも、ここで親や教師、世間に
いろいろな概念を植え付けられるからこそ
私たちは大人になって、その概念を
自分の心地よい心地悪いで
好きな方を選べるのようになるのです。

つまり、『あなたの好きにしていいわよ』
と親に言われて育てられた方が、子供は比較するものがなくてどうすればいいか分からないから、親の目を気にするようになります。

親の顔色や喜ぶ反応を見ながら
これが合ってるんだ。
と、社会や人に合わせる子になってしまうので
一番危ないパターンなのです。



では、今。
大人になった私たちは
好きな概念を選べるところまできています。

自分の心地よくないこと
嫌いなこと、やりたくないこと
いろいろ分かってきたのでは
ないでしょうか?


自分の心地よい、心地よくないの
基準で、自分に合った概念を採用すれば
いいのです。

例えば、

『休みたい時に体を休ませてもよい』
『無理しなくてよい』
『もっと自分を大切にして良い』
『やりたくないことはやらなくていい』
『逃げてもいい』


緊張するたびに
あっ、今私こんな概念握ってたな。
うーん、心地よくないから手放しちゃお♪
でいいんです😽

親や世間の価値観の中から
手放したり、採用したり自分で確立していく。

これが本当の自立じゃないのかな?と
私は思います。