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カメラがくれたふたつの喜び

以前こんなnoteを書きましたが

この1ヵ月くらい、休日はフォトブックの作成でPhotoshopと格闘中です。
今日も公休日だったので朝から作業しようと思ったのですが、今日6月1日は「写真の日」ということで、息抜きにこんなnoteを書くことにしました。

撮った瞬間の喜び、時間を経て湧き上がる喜び。

私がカメラを手にしたのは2010年秋。初めて買ったのはOLYMPUSさんのE-PL1でした。

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買って4ヵ月くらい。祖父を見舞った帰り際に撮った一枚です。フォトブック作成のために過去写真を掘り起こしていた時に見つけました。
半年後に見舞った時に撮った写真が遺影に使われたので、そちらの写真の方が印象に強く、これは正直撮ったことを忘れていました。

今回10年の時を経て見返して、この写真が大好きになりました。よく撮った。よく残してた。えらいぞ自分とたまには自分をほめてやろうかと。

シャッターを切る瞬間や直後に「あ、撮れた!」という喜びももちろん素晴らしいけど、撮ってしばらくしてから見直した時に湧き上がる気持ちも、何物にも代えがたいなぁと思います。

この写真は忘れかけた記憶を繋ぎとめる一枚になりました。

余談ですが、今日は祖父の誕生日です。

自分の気持ちを色にのせて撮る

2代目カメラはSONYさんのNEX-5R、現在の3代目は同じSONYさんのα6000を使っています。

カメラの師匠・写真家の山本まりこ先生が教えてくれた、「自分の気持ちを色にのせて写真を撮ること」をより楽しくしてくれたのが今のカメラです。WBを調整して目の前の風景を自分色に染める楽しさで、写真で自分を表現することの喜びを得ることができました。α6000はこの操作がとてもやりやすいなと感じています。

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同じ場所で続けて撮った写真ですが、1枚目を撮った時、どこか懐かしい気持ちが自分に生まれたので、2枚目はセピア風になるようWBを調整して撮りました。昔のアルバムをめくったら出てきた写真のイメージです。

見たままそのままを撮れるのもカメラだし、その時の気持ちを絵を描くように撮れるのもカメラ。

どういう気持ちで被写体と向き合うのか。また自分自身にも向き合い、どう撮りたいのかを考え、もっとカメラを使いこなせるようになって、自分の想いをのせられるようになりたいなぁと思います。

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祖父の写真と同じく、過去写真を掘り起こしていた時に見つけた熱田神宮の御神木。こんなご時世だから、写真越しにパワーをいただきたくなった。最後まで読んでくださった方にも、伝わりますように。

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