福田 憲弘(Norihiro Fukuda)

エンタメ業界20年/グロービスMBA(経営学修士) /3児の父/ 大手事務所の歌手から…

福田 憲弘(Norihiro Fukuda)

エンタメ業界20年/グロービスMBA(経営学修士) /3児の父/ 大手事務所の歌手から紅白出場人気グループまで広く担当。今は3児のプロデュースでの学びが深いので「プロデュース業 × MBAの学び」という独自視点で子育て家族のために、教育とビジネスについて考えます!

最近の記事

メンタルの強さの重要性

子供の受験が終わった。 あらためて思ったのは、メンタルの強さ。 内申点は足りない。 本番インフルで追検査にて受験。 つまり逆境。 そんな中でもしっかり合格をとりきったのは、飄々と、淡々と、物おじせず、臨んでいた姿勢が背景にあると推測。 ビジネスの場面でも同じ。トラブル対応の際も、あたふたせず、事実を把握して淡々と対応できるといつものパフォーマンスが発揮できると思います。 ビジネススクールでは、直接そのような部分についての座学はないですが、プレッシャーの中で学び続けること、

    • とっさの行動は意識と経験から

      事故を目の前で目撃したとき、とっさに手を差し伸べることができるかどうか? さきほど、電車を降りる際、目の前でベビーカーの前輪がホームの隙間に落ちてあわや発車寸前。とっさに落ちないように、ベビーカーを掴み、周りに、非常停止ボタンを押すよう声をあげる。 電車が動かないことを確認して、手を突っ込んで挟まった前輪をずらして、無事救出。 今思うと、テキパキとよくこの行動が取れたなと自分を褒めてあげたい。笑。 とっさの行動は、普段からの意識と経験が重要だと考えます。 自分は、歳をと

      • オーディション審査員の立場から

        最近、あるオーディションの審査員をしていたのですが、来る子たち皆、とても優秀。自分の息子くらいの年齢の子たちなのに、ハキハキとよく喋るし、よく考えている。自分の子と比べるものではないが、父親でもあるので、つい比べてしまう。 このレベルの違いについての仮説として、 すでに家族以外の社会の大人と交流している時間 夢を持っていてそこに向かっている時間 が影響しているのではないかと考えました。 これは新卒の面接官をやっていても感じるのですが、インターンを長く経験していた人は大人と

        • 人を褒める、ということ。

          自分は褒められたら嬉しい。ほめられるとやる気も出る。そんなわかりやすい承認欲求の塊。笑。人にしてもらって嬉しいことなので、自分もよく人を褒める。 でも、世の中見渡してみると、ほめる親、ほめる上司、ほめる先生、意外と少ないかもしれないと言うことに気づきます。 なんでか…?素晴らしいと思ったら、素直に褒めたらいいのに。 でもこれはあくまで自分視点。 受け手の感情として、褒められると、どこか胡散臭い、どこか作為を感じる、どこか上っ面、と感じてしまうタイプもいる。 それは、

        メンタルの強さの重要性

          簡単すぎ。マズローの欲求を満たす話し方

          今日はビジネスの現場から教育へのアプローチ。 彼、彼女なりに一生懸命考えて出してきた企画提案。それが例えイマイチであっても… 絶対に否定しない。 認めてあげる。 改善点があれば、 寄り添って一緒に考える。 以上。超シンプルなやりとり。 マズローの欲求、検索してみてください。 その大事な上位部分を、これだけで、きちんと網羅できます。 否定されないので、なんでも言える、という 安全欲求 自分はこの会社にいてもいいんだ、という 社会的欲求 自分の意見が認め

          簡単すぎ。マズローの欲求を満たす話し方

          反抗期を笑い飛ばせる親になろう

          反抗期の息子がいる。部屋に引きこもって、親が怒鳴っても返事なし。言うこと聞かない。一緒に出かけることもしない。 妻はそんな態度に怒り狂っているが、自分は、中1の時に金髪、短ラン、カバンぺたんこ、という今思い出しても、謎な時期を過ごしていたので、引きこもるくらいは可愛いものだと思って、完全に笑い飛ばしている。息子には「振り返ったとき笑えるぞ」と共感しかしていない。 でも、その彼への共感はプラスに働いている。 未だに僕とは一緒にサッカーやってるし、取っ組み合いしてるし、風呂

          反抗期を笑い飛ばせる親になろう

          ゲーム感覚!できないことは仕組みと行動で変える

          スケジュール管理ができない中1の息子。朝は起きない、やるべき勉強は終わっていないのに、ゲームを始める。そして夜は寝ない。 諭しても、注意しても、彼が好きなサッカー選手の名言を伝えても、そのルーズさは変わらず。。 どうしたら変わるのか、試行錯誤の日々。 その中で、うちの息子に変化を作れた方法は、 『仕組みと行動で変える』 仕組みで変えるとは、ルールを作ること。 勉強が終わったら、ゲームができる。ゲームが予定時間よりオーバーしたら、次の日はできない。当たり前以上のことをし

          ゲーム感覚!できないことは仕組みと行動で変える

          交換条件を出して勉強させることは悪?

          勉強終わったらゲームしていい? 部屋の掃除するからお菓子買って! おそらく多くの方はその手の交換条件は、子育てには悪だと言うだろう。自発的な心、奉仕の心を育てることを放棄していると。 本当にそうだろうか? 世の中はギヴアンドテイクですけど。。 大人は基本的には何かしらのリターンを求めて活動している。ビジネスの世界は、完全に見返りを求める活動だし、ボランティアですら、その心の裏の奥には、感謝されたいとか、活動実績を作りたいとか、承認欲求ないし自己実現欲求を満たす、つまりリ

          交換条件を出して勉強させることは悪?

          同じ目線になろう。それが寄り添いの秘訣

          同じ目線になるとは、一緒に楽しみ、一緒に泣き、一緒に笑う。フォートナイトを一緒にやり、サッカーを一緒にやり、勉強を一緒にやる感覚。 これができれば、どんなに世代間ギャップや性別の違いがあれど、怒っても教えても、相手は理解してくれるし、分かち合える。 ビジネスの場でも同じ。遅くまで頑張る人と同じ時間を共有し、悩みを聞いて一緒に悩み、怒られる時も一緒になって謝れば、立場が違えど信頼関係ができる。信頼関係が築ければ、必要な時に否定的な助言をしても、聞いてもらえる。 人間なんて

          同じ目線になろう。それが寄り添いの秘訣

          あえてちょっとママに怒られそうなことを息子と一緒にやる理由

          男はバカだ。これは差別ではなく、性別の違いからくる特性だ。右脳と左脳の相互の情報伝達量が女性と比較すると男性はかなり鈍い。だから女性はマルチタスクが可能なのに、男は一つのことに集中するとそれしかできない。だから息子はしょっちゅうママに怒られる。 https://goetheweb.jp/person/slug-ne19bca76326b そんなことを分かち合えるのは同性の父親だ。 さて、僕は、ママに知られたら怒られるようなことを、あえて息子と一緒にやることがある。 買

          あえてちょっとママに怒られそうなことを息子と一緒にやる理由

          子供に怒鳴ってしまって後悔するも、また怒鳴ってしまう親

          頭ではわかっていても、思い通りに息子がやることやらないと、ついつい怒鳴ってしまう。。会社のスタッフには怒鳴ったことないのに。。 息子とスタッフの違いはなんなのか考えた。 息子は、家族であり、親としての責任があり、誰よりも愛している存在。 一方スタッフは、あくまで他人であり、ビジネスパートナーとしてリスペクトする存在であり、どこか節度を意識しないといけない存在。 この違いが、熱の入れ方や本気度に、影響してしまう気がする。 ついつい怒鳴ってしまい、子供が萎縮してしまうな

          子供に怒鳴ってしまって後悔するも、また怒鳴ってしまう親

          知る、分かる、教えられる

          MBAの大学院に通っていた頃、新しいことがどんどん出てきて理解できないことが多く疲弊していた当時、よく言われたことは、 理解の深度は 知る<分かる<教える これは納得感ありますよね。 子供達に勉強を教えるには、難しいことを簡単なことに置き換えたり、例え話を用いたり、あらゆる角度から理解してもらおうとトライする。これは心底分かっていないとできないことです。 教えている最中に矛盾を感じてしまったら、何か抜けてるわけなんです。 だから、自分の理解の深さを確認するためにも、教

          知る、分かる、教えられる

          【コミュニケーション】子供とじゃれあうことと飲み会は似ている

          心底打ち解けた相手は、頭がよかろうが悪かろうが、一緒にまた楽しみたいと思う。 一緒に心から笑った人とは仲良くなれる。 これが答えだ。 子供と一緒になって泥まみれになってボールを蹴り、疲れ果てて川の字になって寝る。 その甲斐あってか、必要なときに怒鳴って怒りつけても、子供は、僕を敵視するような反発はしない。 飲み会で、相手を立てつつも自身をさらけ出して、仕事とは関係ないことで盛り上がる。 その甲斐あってか、後日の打ち合わせはスムーズで、仕事も成立。 どちらも共通して言

          【コミュニケーション】子供とじゃれあうことと飲み会は似ている

          個の力とチームの強さ

          中学生にあがる息子の悩み。 さして強くないサッカーチームに所属して、個の力をアピールするアプローチと、強いチームに所属して、個の力を強化するのと、成長という点ではどちらがよいのだろうか? 僕なら、息子には強いチームに入る選択を勧めたいが、正直悩ましい。 プロの久保建英選手は、マジョルカでなかなか結果を出せずにいる。強いとは言えないチームで、守りの時間が長く、攻撃の時間が少なければ、結果的に久保選手のボールを持つ時間は減り、よいパスを出しても、味方がシュートを外してしまう

          個の力とチームの強さ

          子供の気持ちを優先するか親の判断を優先するか?

          4月から中学に上がる息子を持つ我が家に、今、大きな課題が持ち上がっている。 息子 Jリーガーになりたいという夢がある。強くなるために、今通っている地域のサッカークラブチームに引き続き通いたい。仲間もコーチも来てくれることを望んでくれている。部活より、クラブチームの方が試合数、練習の質が上というのも決め手。 嫁 忘れ物も多く、ゲームばかりで勉強しない。ピッチ外では、ぼーっとしている。中学では上下関係のある部活の中でもまれて、生活態度も精神も鍛えてもらいたい。 私 Jリーガ

          子供の気持ちを優先するか親の判断を優先するか?

          子育てでもビジネスでも、言葉のチョイスを変えるだけで幸せになる

          寒いのに短パンなんか履いちゃダメ! お小遣いをそんなのに使うのはダメ! 気づくと、否定的な言葉を並べてしまう我が家。確かに子供の行動には腹が立つことも多いのだが。。 でも、あれもダメ!これダメ!と大人の僕が言われ続けたらどうだろう?自分なりに考えて行動したことが、ことごとく否定されたら… ゾッとする( ̄◇ ̄;) 自分の意思で行動できなくなるし、その前にメンタルやられます。 自戒を込めて、自分に置き換えて考えたとき、前向きになれる言いまわしに変えましょう。 短パンも

          子育てでもビジネスでも、言葉のチョイスを変えるだけで幸せになる