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「直観的な行動」を「論理的に位置づける」こと。

こんにちは(^^♪ だいぶ寒くなってきましたね。本日も、最近感じていることを備忘的に、言語化して残していきたいと思います。
今回のテーマは「ビジネスのスタートアップにおける大事なこと」のようなものになるかと思います。お時間がある方はぜひお付き合いを!

「直観的な行動」は大事。
ビジネス、特にスタートアップにおいて「直観」って、まじで重要だと思います。もちろん、その直感が生まれる前提として、膨大なインプット、思考を経ていることはありますが、その上で生じる「直観」に従うことは、ビジネスを前進させるためにはとても大事です。私の大学時代のゼミの恩師、元BCG日本法人代表の内田和成さんは「右脳思考」という本の中で、左脳思考に偏ることなく、右脳で思考すること、ある意味で直感に従うことの重要性を説いています。私も最近になりようやくその本当の重要性が分かりましたが、とりわけビジネスを飛躍的に前進させるためには、ある種の「ジャンプ」みたいなのが必要で、それは「直観」が生み出すものではないかと考えています。

「直観的な行動」の例。
直感的な行動の例は、いろいろあります。たとえば、誰(どんな企業)とパートナーシップを組むかなどは、ビジネスにとって大きな課題です。パートナー選びを間違えると大きなストレスを抱えることになります。また、採用も、同じような例のひとつです。スタートアップにとって、採用ミスが致命的なのは、それが与えるインパクトが大きいからです。社員数名の会社が、採用ミスで変な人材を中に入れてしまうと、その時点でアウトです。それ以外にも、どんな企画をするのか、事業をするのか、なども「最初は直感的な行動」から生まれてくるものも多いでしょう。

「直観」を「位置づけること」。
直感的な活動と同じくらい、あるいはそれ以上に大事なことは、その直感的な行動、活動を論理的に位置づけることだと私は思っています。直感的な行動は、ある意味で「飛び石」のようなものではないでしょうか。飛び石を先に作ってしまうことは「道を作る」上では大きな意味を持ちます。その飛び石まで行けるきっかけができるからです。しかし、さらに重要なことは、その飛び石への「道筋」をしっかりと作ることです。これは、さきほどの表現でいえば「直観(飛び石)を、論理的に位置づけること」です。さきほどの具体例に従うならば、その人(会社)とパートナーシップを組んだ理由、採用した理由を体系立て、会社のパートナーシップ基準や採用基準を確立していくことです。

「創業者の直観」を位置づける人間がいるか。
起業家が自らの直観に従いながら、その直感的な活動を同時的に「位置づけていくこと」はかなり難しいです。自分の行動、活動に対して、かなりのサイクルで「反省・思考・内省」の時間をつくらなければいけないからです。私の場合、朝の時間(主に1時~3時くらい)がその時間にあたります。この時間がないと、ビジネスが「直観に引っ張られ続ける状態」になってしまうと思います。この時間は私にとってめちゃ重要です。それでも、なかなか自分だけで「位置づける」ことが難しい部分もあります。やはり、他者と話し、フィードバックを受けたり、相談をしたりする中で見えてくるもの、整理されてくる部分も多くあります。私も、意識的に社外のパートナーと話す機会を作っています。そのような場や機会をつくることで、思考が整理されていきます。思うに、創業者に右腕が必要と言われるのは、このためではないでしょうか。創業者の直観的な行動や活動をしっかりと冷静な目で見て、位置づけていける人が近くにいることはとても重要です。

本日はこの辺で!


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