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誓い

朱眼マナツ

気づけばもう深夜の3時で

下水に流れる水の音と車の走行音だけが聞こえる

ここの空気は綺麗に感じて

あの街とは違うなと思った

誰も彼も同じことを唄っているのに

ただ感動は等しく同じであるはずなのに

優劣の判断を下したがるのはなんでだろう

君と僕との境界線を付けたがるのはなんでだろう

思うことはいつも一緒でお守りみたいな僕の言葉が僕を癒してくれる

あの街に蔓延るオモイは

重い呪いかはたまた軽いわたあめみたいで

黒か白か、アラームみたいに警告を迫ってくる

あの人の目は虚ろで、口は固く結ばれてて

その心の救いはどこにあるんだろうって

勝手に宗教家みたいなことを考えてる

こうしたらいけないとかああしたらいけないとか

そういうのは絶対にあって、それがあるから守られているのに

贅沢に「うるさいな」と思ってしまう

ずっと子供みたいに抗って

世界を変えたいだなんてことを本気で夢見ている

涙が出るほどの過去を経験しないと

強い力にはならないんだろうか

このままではいけないとそう焦るばかり

才能なんていう首輪に締め付けられてる

大人になんてなりたくなくて

ずっとずっと子供でいたい

この熱を命を燃やすような今を

忘れたくないって思いから逃れられない

二者択一の考えで

愚鈍な日常より

熱情的な瞬間を求める

「大人」になんてなりたくなくて

愛想笑いなんてしたくなくて

この想いをビジネスで片付けたくなくて

熱があるからこそ表現したいんだ

本当はお金なんて二の次で

感情こそが大事だと思うのに

どうもそれは社会には適していない

同じ次元にいたかった

まだ起きている君に話しかけてみる

ずっと子供のままから変わらない

想いがある

「変わっている」て悪いこと?

「大人」にはならなきゃいけない?

君も誰も幸せそうじゃないんだ

そんな世界で息をしていたくない

私は変わりたいし変えたい

君を君の生きづらさから少しでも

ほんの少しでもできることなら

この不条理から

解放したい

その先で一緒に笑おう

命をかけて今思う

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