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組み換えDNA技術ってなんだ?【動画解説】#00010

動画解説

前回は、遺伝子組み換えの歴史についてお話しました。

わたし達人類は、『品種改良』という形で遺伝子組み換えという現象を利用してきました。

しかし!
地道に交配を重ねていく方法は如何せん効率が悪い。
欲しい作物を手に入れるために、とても時間がかかるのです。

そこで登場したのが『組み換えDNA技術』です。
この技術では、人工的に欲しい遺伝子を切り取ってきて、その性質を導入したい生物に組み込んでいきます。
一体どうやったらそんなことができるのでしょうか??

この技術を利用することにより、
作物の改良が飛躍的に効率アップしただけでなく、
疾患の原因解明や、創薬など、医学領域においても多くの発見がなされました。

是非ご覧ください!

補足・修正

組み換えDNAを宿主細胞へ導入(形質転換)する方法として、ヒートショック法を例に説明しました。
ヒートショック法では塩化カルシウム水溶液中で処理した大腸菌(コンピテントセル)とプラスミドを混ぜてヒートショックを与えると、プラスミドが大腸菌に入っていきます。
水溶液中に存在するカルシウムイオンによって、DNAのマイナスの荷電が中和され、同様にマイナスに荷電した大腸菌の細胞膜も中和されることで反発が小さくなるので、プラスミドDNAが大腸菌に取り込まれる…
という説があるのですが、実はまだ詳細なメカニズムは分かっていないようです。

編集者から

使用機材
変更ありません。(※詳しくはこちらを参照)

失敗を活かす
動画を撮影していくうちに、移ってはいけないものが映ってしまうときがあります。こんな時に使えるのがモザイク処理です。今回は動画の撮影中に、「これは映ってもいいのか?」という議論が行われました。そのため、編集するときにモザイク処理をしたり、いらない部分をカットしたりすることによって、誰が見ても安全な動画を提供できるようになります。またミスしたところをばっさりと切ってしまう方が多いと思いますが、私たちの場合は、親しみをもって動画を見てもらうことが目的なので、あえてミスしたところを見せています。そうすることで、「教員も間違えることがある」という印象を与えることができるので、学生と教員の間にある溝が少しは無くなると思っています。もちろん、間違えたところはそのままおもしろおかしく編集するだけでなく、動画内のテロップやnote記事で補足説明を加えているので間違えていない場合よりも情報量は多く、情報の質も高くなっているでしょう。


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