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プロダクションなどの役割って・・・

才能はかり売りマーケットごろっぴあ という事務所をゴローさんと始めたのが2004年の1月から。

そもそも「移動事務所」と言って軽自動車で移動しながら
仕事の打ち合わせしたり、レッスンしたり、制作したりしてた。

そのうち場所が必要になってきて
大阪ミナミのアメリカ村のふるーい建物の地下に
怪しい場所を借りて、ライブやレッスンをするスペースにしていた。

そのあと、オフィス街の一等地の天満橋の駅から徒歩2分という好立地のオフィスビルの10階のどでかいワンフロアを借りて仕事をするようになった。
よくやってきたなあと思う。

現在は大阪の南の方にある「富田林とんだばやし」というところに
築80年の15LDKを見つけ、2年ほど前に場所を移した。

そんな面白い場所で
私はエスニック衣料や雑貨などのお店も運営している。
のんき屋」という気がむいたときだけあけるのんきなお店。
現在の実店舗は富田林(とんだばやし)のイベントスペース
ぴんぽん地球ス(ぴんぽんてらす)の中にある。

それはさておき
お店というものは仕入れをしてある程度決まった値段で販売する。
たいがいは半額ぐらいの値段で仕入れて必要経費などを引いて
見合う金額で販売する。

ところが、最近では大手の総合ファッションサイト、
色々なブランドを取り扱うようなサイトがあって
太刀打ちできないような値段で投げ売りをしている。

MAX80%オフ!なんてどう考えても個人の小さな商店には無理。

梱包や送料や場所代などの必要経費を考えると
大量に仕入れられない個人だと
最大でも30%オフがギリギリのところ。

それだと儲けにもならない。

そんな感じでだんだんと中間に入る小売のお店は
モノが売れなくなってきている。

なぜかというと誰でも
販売元からネットを通じて直接買うことができるから。


それと同じようなことが
事務所やプロダクションにも起き始めている。

SNSの浸透でこれまではマネージャを通して発注していた仕事が
本人に直接、連絡がとれるようになってきた。

タレント側としてもマージン抜かれないからその方がいいなとなってくる。
そうやってどんどんと「中間業者」の立場が崩れていっている。

暗黙のうちに守られていた業界のルールなどはどんどん崩れて
その結果、最近話題となっていたY興業さんのようなことになっていく。

だれだれさんの顔をたてて とか
頭飛ばさないように紹介してもらった人にちゃんと報告してとか
そういう暗黙のルールはいとも簡単に崩れ
タレントさんは発注者さんから名刺をもらうと
書いてあるFBやツイッターやインスタなどで
「ありがとうございましたー」と直接お礼を伝えてしまう。

そうなると発注者さんはタレントさんとやりとりがしたいので
直接のやりとりが始まる という流れ。

だけど
もはや、時代は変わってしまったんだと思う。

そういうことを取り締まるわけにもいかないし
あとは所属タレントさんとの信頼関係だけが
事務所やプロダクションの存続にかかわってくると思う。

自分でできる時代なんだから。

だとすれば
事務所によほどの魅力がないと
所属の意味が見いだせなくなってくる。


さあて、ここからどうしていけばよいのか?

マネージメントをする側としては複雑な気分です。

ミュージシャンとしての立場では
「工夫とアイデア次第でなんでもかんでも簡単に自分でできる時代」
#招福ハレルヤ  では何かしらのプロモーションの方法や
新しいやり方を編み出せたらなあと思っている。


さあ、どうなっていくのかなあ。
なんか、新しい時代がとうとうやってきたなあと日々思う。







大変大変感謝申し上げます