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連合の実験室vol.9「おかえりなサイ~続唱+アドベンチャー~」【レガシー】


こんにちは。シミックンです。

突然ですが、アドベンチャー使ってますか?
今アツいですよね。
ん?スタンダード??何を言ってるんですか。

もちろんレガシーの話ですよ!!

レガシー級のアドベンチャーと言えば…
願いのフェイ? まぁ、いいサイド要員ですね。
厚かましい借り手? 便利な中継ぎではあります。

いえいえ、最強のアドベンチャーと言えばこの子です!!

亜麻色


まだピンと来ていない方も多いようですね。

説明しましょう。

①《断片無き工作員/Shardless Agent》で続唱が誘発。
②2マナ以下のカードとして《亜麻色の侵入者/Flaxen Intruder》が追放される
③マナ・コストを支払うことなく《おかえりなさい/Welcome Home》を唱えることができる

コンボ


そうです。つまり、3マナで2/2が4体並ぶ、というコンボです。

アドベンチャーのリリースノートでこの現象が適正であると公表されたときから、
何とかしてデッキにしたいと練り続けてきました。
そしてついに完成したのです。

そのリストがコチラ。


■デッキ名:「おかえりなサイ」

■土地(20)
4《伝承の樹/Tree of Tales》
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《Tropical Island》
2《繁殖池/Breeding Pool》
1《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1《森/Forest》
2《島/Island》
■クリーチャー(28)
4《亜麻色の侵入者/Flaxen Intruder》
4《断片無き工作員/Shardless Agent》
4《Elvish Spirit Guide》
4《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
4《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》
4《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
4《波起こし/Waker of Waves》
■その他呪文(12)
4《孵化+不和/Incubation+Incongruity》
4《意志の力/Force of Will》
1《衝撃の足音/Crashing Footfalls》
1《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
1《火+氷/Fire+Ice》
1《風への放流/Release to the Wind》

■サイドボード
1《四肢切断/Dismember》
2《水没/Submerge》
2《否定の力/Force of Negation》
2《誤った指図/Misdirection》
2《願いのフェイ/Fae of Wishes》
2《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
2《活性の力/Force of Vigor》
2《神秘の論争/Mystical Dispute》

■デッキ解説

メイン戦法は先述の「続唱⇒おかえりなさい」のコンボによるボード制圧。
2/2とはいえ、レガシーにおける4体同時展開は脅威。
これを確実に成功させるには、2マナ以下のカードを他に入れなければいいのです。

しかし3ターン目まで何もせずに待つのはレガシーにとって致命的。
その制約を克服するためにデッキを練り上げたのです。


《孵化+不和》、《火+氷》、《波起こし》
分割カードの点数で見たマナ・コストは両方の合計になります。
その為、2マナ以下のドロー系スペルで3ターン目のコンボ成立を目指します。
波起こしは基本セット2021からの採用です。
以前は1マナサイクリングクリーチャー《秘法の管理者/Curator of Mysteries》を採用していたのですが、
後述の墓地活用とのシナジーを期待して、より高威力のコチラに変更しました。

分割


《湖に潜む者、エムリー》
3マナ以上のカードで2マナ以下の動きができるカード…で模索した結果たどり着いたカード。
たどり着くのはいいですが、どうやって2マナ以下で動くのか…
その答えがアーティファクト土地でした。
1~2ターン目にアーティファクト土地を置ければ、2ターン目に着地できるのです。
着地時の効果で工作員が墓地に落ちれば、3ターン目に墓地からコンボスタートが可能に。
さらにハンデスや除去された工作員の再利用もできます。

《Elvish Spirit Guide》がいれば最速1ターン目に着地させることも可能です。


《甦る死滅都市、ホガーク》
上振れ要素であり、別の勝ち筋でもあります。
コンボが決まれば盤面に4体並ぶので、墓地が3枚落ちているだけでキャスト可能に。
2ターン目にエムリーが着地していれば、墓地には4枚近くあるので、
1ターン目に亜麻色の侵入者、3ターン目にSpirit Guideやドライアドの東屋をタネにキャストも。
ブレストの入れられないこのデッキにおいて、手札に来た亜麻色の侵入者はコンボに使えないので、
ホガークプランを狙ってサクッとキャストしておくのがオススメです。
 

ホガーク

《風への放流》
おしゃれ枠。
相手のパーマネントに使うことで弱~いバウンスとしても機能しますが、
着地してバニラと化した工作員に撃てば、コンボの再利用ができます。
実はそれだけではなく、アドベンチャーも同様に選択できるので、
1ターン目に置いた亜麻色の侵入者や除去されそうな借り手の再利用など、
このデッキならではの応用方法があります。おしゃれ~。

風への放流


《王冠泥棒、オーコ》
ナンニデモ、というわけではなく。
もちろんカードパワーの高さはありますが、エムリーのコストを下げたり、
ホガークのタネを生み出したり、アーティファクト・土地を大鹿にして殴ったり…
Spirit Guideから2ターン目キャストも狙えるので、コンボ要素を減らしてオーコを増やしてもいいくらいです。


■サイドボード

一部、解説をしておきましょう。

《願いのフェイ》、《魂標ランタン》
フェイはおかえりなさい同様、コンボのアタリ枠に入れることができ、それだけにすれば
確実にサイドにアクセスすることができます。
2マナ以下のカードも確実なサーチができるので、コンボは確実な妨害に絞って
別プランでの勝ちに切り替えるというプランになります。

それ以外は全て3マナ以上のピッチスペルで固めていますが、
ランタンのように確実に引けば勝てるマッチがあるなら2マナ以下を入れてもいいでしょう。


■終わりに

いかがでしたでしょうか。
マジック・ザ・ギャザリングの世界にはまだまだオモチャが埋もれてます。
何かピンときたカードがあれば、実験にいそしんでみるのも楽しいですよ。

このデッキもまだまだ可能性が残ってるので、シミック以外の皆さんもぜひお試しください。

今回の実験はここまで。
次回は、海門の嵐呼びが気になってるんですけど…EDHもやりたい!

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