見出し画像

普通の子の中学受験、2020年2月受験の振り返り<MARCH付属編>

皆様、いつもありがとうございます! これからも、あまり目立たずひっそりと、中学受験の本当のところを書いていきたいと思います(笑)。

最近、受験を終えたママさん達と話す機会が増えてきましたので、昨年度(2020年2月)の中学受験を振り返ってみることにしました。学校名などは伏せますが、MARCH付属中受験とその後のリアルな実情をお伝えいたします(汗)。

ケース1/早慶付属を目指すたいへん優秀なお子さんで集団の塾が合わなかったため、個別塾に通って勉強。1日から早慶を受けたが✖だったため、2日以降MARCH付属中のひとつを受けて〇。現在、そのMARCH中に通う。その結果を聞いた私の感想は、あんな優秀なお子さんでも早慶ダメなのかー(涙)というもの。

ケース2/塾ではかなり上のクラスをいつもキープしていたお子さん。もちろん1日は早慶を受けるが✖。3日にMARCH付属中のひとつ(早慶に比べてかなり下)を受けるが、まさかの✖。塾および周囲も驚きを隠せなかった。(現在の進学先は未確認・・・)。

ケース3/塾では中位~やや上位のクラスをキープ。かなり受験用算数が得意なタイプ。前日まで遊んでいたが、1日にMARCH付属中にサクッと合格。2日は別のMARCH付属中にチャレンジするものの✖。現在、1日のMARCH付属中に通う。

ケース4/塾ではやや下位クラス。国語が得意、算数は普通で、1日目はMARCH付属中を受けるが✖。2日は別の抑えの付属中(進学校色が強い)を午前・午後で受けて〇。3日に1日と同じMARCH付属中を受けて合格。現在、その付属中に通っている。・・・・はい、お気づきの通り、こちらはうちの子どものデータです(笑)

こちら、お読みになってわかるかと思いますが、2020年2月の早慶およびMARCH付属中の受験は、すさまじいほどの激戦でした。うちの子どものMARCH付属中も、さらに上のMARCH付属中✖、早慶✖なんて、ゴロゴロいます(いや、奥さん、ダンナさん、ほんとにー!!)。※ダンナさんとしたのは、こちらお父さま方も多く読んでくださっているようなので~。

ショックなのが、塾も周囲も(きっとご本人も)、優秀だと認められていた人達の早慶落ち。それでも、MARCH付属中を抑えられたらラッキーな方で、ショックで調子を落としてMARCH付属中も✖のパターンも、少なくないのです。うちの子が合格させていただいた3日の試験は、早慶✖組がゴロゴロいた中での受験だったと思います。実際、テストの内容も1日目より少し難しいのに、合格最低点は10点アップ(前年比)しました。付属中以外でも、第3志望、第4志望も✖というお子さんもけっこういて、全体的に厳しい受験だったと実感しています。

で、そんな厳しい受験を勝ち抜いて入った子ども達が今、どんな状況にあるかも少しご紹介。ケース3のお子さんは、たいへん算数が得意で、受験向きのタイプでした。ただ、中学に入ると算数ではなく数学が始まるため、今は少し低迷中なんだそう。おそらく、受験算数脳が数学脳に切り替わっていない状態で、数学の基本ルールが入っていないだけだと思うので、ココを習得できれば、今後はぐんと伸びてくるかと思います。

ケース4(うちの子どもですね)は、受験算数の基本のみを徹底してやって、なんとか出来るようになったタイプですが、なぜか数学のテストは今のところ好調。自慢したいわけではなくて、子どもいわく「自分は算数の基本しかおさえなかったから、数学に切り替わりやすかった」とのこと。あと、中1の数学問題集(薄いもの)を春休みにすべてやって入学。いわゆる先取り学習で数学のルールを身につけてから中1の授業に臨んだため、理解がスムーズにいったのだと思います。

また、こちらで何度も何度も、しつこいぐらいお話している、「合格最低点+50点」(ただし、うちは最終的に合格最低点+40点しかとれず)を目指して勉強していたので、少し学力に余裕をもっての合格になったのかもしれません。(1日の試験は問題がやや簡単だったので国算で差がつきにくく、社会が苦手な自分は✖だったと、子ども自身が分析)。入れば何とかなるとぎりぎり合格もいいですが、すでに数学の小テストでいつも赤点を出してしまっているお子さんもチラホラいるそう。数学(算数)は、入学直後でかなり差が開いている教科のようです。

ケース3のお子さんの親御さんも、「2日目のチャレンジ校に受からなくて良かった。もっと勉強についていけなかったかもしれない」とおっしゃっていました。ちなみに、ケース3もケース4(うちの子)も、第一志望の合格率80%なんていったことがありません。(うちは最高40%)。それでも、受かってしまうのが現実ですし、早慶合格圏内で受からないのも現実です。

すべては、当日のガチンコ勝負の結果、それ一点。何年塾に通おうが、前日まで必死に勉強しようが、勝負を分けるのは当日の力のみ。こんなに残酷なことってあるんでしょうか(涙)。だからこそ「どうかお子さんを合格最低点+50点に仕上げてあげてください」と伝え続けていきたいです。そうすれば、きっと合格し、その学校に入ってからも好成績をキープできる可能性が高いかと。受験テクニックで無理やり押し込むのではなく、基本的な学力を上げること。これが中学受験を突破する王道だと思います。(裏技的じゃなくてすいません!)

<余談>MARCH付属中の保護者会のお父さん参加率は、かなり高めです。学校選びもお父さんが主体だったご家庭も多いとか。大学受験や社会に出た厳しさを知っている方が多い分、お父さん(男性)の方が付属中をと考えるのかもしれませんね。うちは私だけが騒いでいましたが・・・(汗)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?