『きみトリ』ご感想 〜それぞれのテーマの切り口が新しい

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』著者の稲葉麻由美です。

きみトリのご感想をいただきましたので、ご紹介します。

ご感想は著者の直接の友人知人からいただくことが多いのですが、今回は、わたしの友人が薦めて読んでくださった方で、障がい者向けの就労支援をされていらっしゃる方からいただきました。

それぞれのテーマに対してその切り口が今現の社会課題を捉えていて、新しかったです。選択肢が多い現代社会の、特に10代に向けて目線を同じくして語っているところが共感できるところが多かったです。

それぞれのテーマは、目新しいものではないかもしれません。
テーマだけでみると、それだけで一冊の本を書かれているものも多数出版されています。
きみトリのテーマは以下のようなものです。

第一章　あなたの心と身体のこと
　　思春期のトリセツ
　　性と生のトリセツ
　　体調のトリセツ
　　お酒のトリセツ
第二章　あなたと誰かの関係性
　　友だちのトリセツ
　　会話のトリセツ
　　恋のトリセツ
　　怒りのトリセツ
　　いじめ予防のトリセツ
　　人間関係のトリセツ
第三章　あなたと社会の関係性
　　場のトリセツ
　　パートナーシップのトリセツ
　　仕事のトリセツ
　　アートのトリセツ
　　シチズンシップのトリセツ

このきみトリは、著者の3人が自らの体験から得たものを、テーマとして切り出しました。そこが社会課題と繋がっていたということなのだと思います。
個人の問題だと思っていたものも、社会につながっている。実は、社会システムの課題なのかもしれないですよね。そういう視点で物事をみてみることができると、また違った視点が得られたりします。

そして、10代の方に、その中にはたくさんの選択肢があること、あなたにはそれを選べる力があること、そして、もし選択肢がなければ、自分でつくっていけるよというメッセージを込めて書きました。
そのことを感じ取っていただけたのだなあと嬉しく思います。

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