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映画「少年の君」

良かった。

知人がオススメしているのを見て気になった作品。

いじめ、受験、格差。
様々な社会問題が組み込まれていたけれど、とても見やすくて。

主演のチョウ・ドンユィさん…
透明感よ。
高校生の役なのですが、知人が実年齢を知って驚いていて。観ている途中にそれを思い出して(24,5歳なのかな…いや、もしや13.4歳とか?)と思う位年齢不詳で、調べたら29歳!!
高校生の“少女”にしか見えなかったよ。
華奢の体型や素朴な顔立ちの影響もあるかもしれないけれど、表現が素晴らしくてずっと見ていたったです。

イー・ヤンチェンシーさんも素敵だったー。
社会問題がたくさん取り入れられている中での2人の恋。ラストの無言の対面シーン、画面から愛が溢れていて一緒に涙が止まりませんでした。言葉にしなきゃ伝わらない事もたくさんあるけれど、言葉が無くても伝わる事もたくさんあるんだなとしみじみ思いました。

いじめ。
私の学生時代は無かったように思うのですが、本当に無かったのかな…明確な「する、される」は無かったけれど、もしかして無意識の内に見過ごしたりしていたのかな。なんて考えるとよく分からなくなってきます。見過ごしていたり「した」側は記憶の奥底に葬る事が出来るかもしれませんが、きっと「された」側の記憶は薄れる事は無くて。
私もいじめとは違いますが、言われたりしてもらった事の記憶はとても強く、10年以上前の事でもはっきり状況を覚えている事があります。

受験。
日本でもお受験戦争なんて言葉がありますが、中国の受験は更に壮絶なのですかね。あんな状況下にいたら嫌でも人格が変わってしまいそう。私は比較的受験とは無縁でのほほん過ごしてきたので、余計にそう思うのかも。

格差。
社会的格差なんて、本当にどうでも良いなと。
でもどこか無意識に位置づけてる自分も確かにいる事は否めない…人は人。

余談ですが、刑事役の方が白濱亜嵐君ソックリでした。

オススメしてもらった作品…
私もオススメしたいです、ぜひ!!

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