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683 手を洗えない人たち・・・

6年前にケモを始めた時、好中球減少症による感染を防ぐために、手洗いとマスクの着用、そしてお刺身などの生ものを避け、人混みには入って行かない等の注意を当時の主治医やがん化学療法認定看護師さんから受けた。
根っからのビビりの僕はそれなりに注意をしていたつもりだったが、EC療法というきっついケモによって白血球が低下してしまって度々発熱し、敗血症を恐れた主治医はECを75%に減量、そしてジーラスタという白血球の減少を抑制する注射を何度か打った。

EC療法のあとはアブラキサンと続いたが、完全にケモが終わってからも手洗いとアルコール消毒、そして1年中マスクを着けるのはすっかり習慣となり、アマゾン定期便で定期的にまとまった量を購入していたおかげで今回のコロナ禍でもマスクとアルコールに困ることはなかったのは幸いだった。
しかし、1箱50枚入りを600円で買えていたマスクはどんどん値上がりし、もはやアマゾンでは手に入らなくなり、アルコールも然りである。

じゃぶじゃぶと石鹸で念入りに手を洗っていた時にふっと思い出した。
数年前にカンボジアに旅行した時に、トンレサップ湖のほとりで濁った泥水を汲んでいた6、7歳の小さな女の子のことを・・・。
水道のない地域での水汲みは主に子供たちの仕事になり、水がたっぷり入った大きなバケツをよろめきながら、水源と自宅を何時間もかけて運ぶと聞いた。
そんな時間があれば学校に行って勉強ができるのに、家族のために自らを犠牲にして黙々とお手伝いに励んでいるそうだ。

<トンレサップ湖の湖上で水上生活する子供>

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<こんな泥水を生活用水に使っている。水汲みは子供の仕事>

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以前にも紹介したことがあったと思うが、さだまさしの「風に立つライオン」という歌に、僕にはどうしても忘れられない一節がある。
それは、「僕は現在(いま)を生きることに思い上がりたくないのです」という一節だ。

貧しい国にも容赦なく新型コロナウイルスが蔓延する中、石鹸どころかきれいな水で手を洗うことも、アルコールで消毒することもできない子供たちがたくさんいる。
石鹸を使ってひねれば際限なく出るきれいな水でじゃぶじゃぶと手を洗い、マスクを着け、アルコールで小まめに消毒する。
そんな自分って「現在(いま)を生きることに思い上が」ってはいないのかと自問した。

昨年の冬に「ワールド・ビジョン」でささやかなクリスマス募金をしたところだったが、前例のないCOVID-19の蔓延に、医療体制の弱い国の子供たちを救うために少しでもお役に立てればと、僕は「新型コロナウイルス緊急支援募金」を行うことにした。
偽善だし自己満足だし、飲み遊んでいることの免罪符を得ようとしているだけなのかもしれないけど、何かをやらなくてはどうにも気がすまない。

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僕は「現在(いま)を生きることに思い上がりたくない」。

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※ 僕はキリスト教徒ではありませんが、ワールド・ビジョンはキリスト教の理念に基づいて活動している国際NGOです。

ユニセフなど数ある慈善団体の中からなぜ僕がワールド・ビジョンで寄付を行うようになったかは、過去記事にも書いたように、僕が当時よく読んでいたブロガーさんの影響です。

宗教勧誘のような意図は持っておりませんので、誤解のなきよう。。。

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40歳後半のクールでオシャレなオヤジ(を目指している)。 「行きたい、やりたいことは先送りしない!」を心に刻み、旅行やお芝居、コンサートなど・・・人生を目いっぱい充実させることが目標です。
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