094.自分と異なる意見、価値観、方法に触れると視野の角度が大きくなる
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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自分と異なる価値観に接した時、人は困惑するなり新鮮さを覚えるなり否定するなりと、少なからず心に何か変化が起きます。そして、その異なる意見を持っている相手の主張が強いほど、自分がどのような姿勢を取ればいいか分からなくなってしまいます。
社会心理学博士の小林知博氏は、そのような異質な意見に接し心理的危機に直面した時の行動は、大きく分けると3つあると提唱しています。まずは否定的な反応を示してしまう“拒否的タイプ”、次に脅威の対象を退けようとする“攻撃的タイプ”、そして相手の言うことを鵜呑みにし自分を抑圧する“迎合的同化タイプ”です。
このように、人はストレスを回避するために、様々なアクションを起こすとされています。ただ、ここで見落としてはいけないのは、自分と異なる意見・価値観・方法に触れると視野が広くなるということです。
自分だけの「こうあるべき」という考えに捉われていると、そこに凝り固まってしまい視野はどんどん狭くなってしまいます。そうすると、社会に対して柔軟に対応することが困難になり、生きにくくなります。
あなたがどういうタイプであっても、自分の感情をまず脇に置いておき相手の異なる価値観から何かを学ぶ姿勢があれば、視野は開けていくものです。何に不快を感じるのか、どこが異なっていてどこで擦り合わせできるのか、異なる意見から学ぶべき点はあるのか。こう考えるだけでも、思索する価値は大いにあると言えます。
第三者的立場に立って双方を見ることができれば、あなたの器はぐっと大きくなるはずです。
Q.3タイプの中で自分はどれだと思いますか? 異なる価値観が正しいと思った経験はありますか。