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116.何事も初めは質より量。周囲が気の毒に思う程働けば化学反応が起こる

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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何かに取り組むとき“質”を高めて、より良いものを生み出したいと考えるのは素晴らしいこと。でも、それを初期段階において追及してしまうと、思わぬ落とし穴にハマってしまうことも少なくありません。

最初に物事へ着手するときは、知識も経験も協力者もいないのが通常です。そんな状態で取り組んでも基盤ができていないがゆえに、考え抜いたとしても陳腐なものになりがちで、完璧を目指したとしても方向性がズレており芯を掴んでいないことがほとんどです。

では、ここで勉強をしたと仮定してみましょう。確かに知識を仕入れれば、効率よく物事を進めることができる場面もあります。しかし、知識を手に入れたとしても、実践することでしか見えてこないものも少なくありません。逆にいきなり実践しても、非効率になってしまいます。

簡単な知識と経験のくり返しが揃った後、自分の中でそれらが熟成した時に初めてモノにできたと言え、そこからやっと質を追求していける段階になるのです。では、そのレベルまで持っていく上で大切なこととは何なのでしょうか。その答えは“量”です。

とにかく愚直に取り組んでみる、そしてトライアル&エラーを繰り返し身につけていく。これこそが“量”を重ねるための方策です。量を重ねれば、取り組むたびに自ずと余計なものが削ぎ落され洗練されていき、質も高まっていきます。

それこそ周囲が「気の毒に思う」くらいに回数を重ね続ければ、あるラインに達した時に化学反応が起こります。それこそが、あなただけのやり方と感性が浮上するとき。質の門が開かれる瞬間なのです。その時には当然、協力者にも恵まれるはず。

通常、完成度の高い“質”は膨大な“量”の上にしか成り立ちえないのです。

Q.最初に物事に取り組むとき、あなたはどんなスタイルですか? “積み重ね”によって見えてきた経験はありますか。


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