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132.必要こそが仕事の源。今やりなさいという大いなる意思の働きにある

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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人は様々な発明を通して文明を発達させてきました。しかし、たまたま思い付きで発明したものが世に出たことは少なく、何かしらの必要に迫られたがゆえに生み出された発明がほとんどです。このことからも「必要は発明の母」と言われるのでしょう。

同じ行動をするのでも、時間や費用、あるいは要望や感情など何かに追われて取り組むのと、何の制約も期待もないまま取り組むのとでは、そこに雲泥の差が生じてきます。後者に比べ前者の方が、予想もしない大胆な発想やより良いアイデアが浮かび、素晴らしい結果が生み出される可能性が高いと言えます。

通常、私たちは自分の持つ能力のほとんどを使っていないまま過ごしています。しかし、窮地に追い込まれると人は想像もつかないバワーを発揮するもの。これは状況や環境によって、私たちの持つ潜在能力が引き出されることに由来します。

心理学者のウィリアム・ジェームズ氏は「人間はその潜在能力の5%ほどしか活用していない」と述べています。もしも残り95%をフル稼働させることができれば、その人はまさしく“天才”ではないでしょうか。

だからこそ必要に迫られた状況は、自分の天分を引き出すためのきっかけとも言えるのです。それはまさに大いなる意思が示す“天啓”のようなものとして、降りてくるものとも例えられるかもしれません。その時、私たちの頭の中では何が起きているのでしょう。

必要に迫られると、私たちの脳内は一種のパニックのような状態になります。そして、ノルアドレナリンやドーパミンと言ったホルモンが分泌され、問題解決のために脳をフル回転させようとします。

その結果、言語中枢を司る左脳と感覚中枢を司る右脳が協働するように。論理的思考に加えひらめきや感性を加えて物事を捉え、両脳がバランス良く動くとされます。こうして思い込みや先入観が取り除かれ、直感的に答えを導けるようになるのです。

だからこそ、必要に迫られたときは好機と捉えて積極的に取り組んでみましょう。きっとあなたの潜在意識を開花させる天の導きになってくれるはずです。

Q.あなたは締め切りに追われたことはありますか? その時、どんな結果を出せましたか。


32.的外れな鑑定結果や理不尽なお叱りは受け取らない