見出し画像

125.全て因果の中で動いており、不透明な時代、不確実な社会はあり得ない

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
公式本『占心行動学~運と命と自己超越の煌めき~』Amazonランキング2位


昨今は先行きが不透明な時代と言われて久しく、社会がどうなるのか見えてこず、仕事においても何がこれから当たるのか分からないとよく言われます。ただ、その中でも確実なものがひとつあります。それが“因果関係”です。

この因果関係の“因果”とは、原因と結果との関係性を示す言葉で仏教用語でもあります。簡単に言うと、結果には必ず意味があり、今現れている結果(果)は過去の自分の意思(業)による行動の直接原因(因)・引き金となる間接原因(縁)によるものというものです。

たとえば、現在収入が少ないという結果が表れているとしたら、それは過去に収入に繋がる行動を起こしていなかったという帰結。つまり、結果というのは過去の行いに対する必然的な評価、通信簿のようなものなのです。

たとえ自分には全く身に覚えのないようなものであったとしても、過去の人生のどこかで行ったこと、もしくは考えたことや感じたことに由来する産出物である、そう考えると受け止めることもできるのではないでしょうか。

もちろん、いい結果ならそこには良い因果があったでしょうし、悪い結果なら悪い因果が引き起こしたと言えます。大事なことは、目の前の結果には「因果」が宿っているということ。それを素直に受け止め自分のものとして腑に落とすことがでれば、きっとその結果の解析ができるはずです。

だからこそ先行きが見えないと諦めるのではなく、そうなった原因を分析していけば自ずと手がかりを得ることができます。習慣の蓄積が結果として現れたのなら、そこにメスを入れれば良いのです。

そう考えれば、実は「不確実な社会」という表現はあり得ないのではないでしょうか。

Q.あなたは未来において何が一番心配ですか? “因果”に関して身をもって感じた経験はありますか。


25.大宇宙の意思と人はどこに進むのか