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095.マクロなせめぎ合いで社会は淘汰され、ミクロな対立で成長は促される

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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社会経済は様々な要素から構成されますが、大別すると「マクロ」と「ミクロ」に分類されます。マクロ経済は、一国の経済全体を見るものを意味します。そしてミクロ経済は、その基本単位である企業など個別の主体について見るものとされます。

マクロ経済では、材市場(モノ)、貨幣市場(カネ)、労働市場(ヒト)の3つの市場を対象として扱い、現実的で実践的なのが特徴です。ダイナミックで巨視的であることから、ここにおける対立は社会淘汰でもあり、不必要なものや不適当なものを除き去るための自浄作用が働きます。

ミクロ経済においては、家計や企業の行動について焦点を当て、そこから市場での価格決定のメカニズムや、資源がどのように企業や家計に配分されていくかなどの分析が行われます。この領域の場合は、あるものとあるものが対立することで、それぞれ(個)の成長が促されていきます。

これまではマクロ経済重視の傾向が強かったのに対し、現在はミクロ経済の視点も取り込んで、両者の境界はなくなりつつあるとされます。そのため、対立を恐れていては成長も生き残りも難しくなってきます。

企業や経済社会も生き物であると考えれば「対立」・「協調」・「独立」の3つが、あたかもワルツのように終わることなく回り続けるという側面を持っています。対立と表現すると少し語弊があるかもしれませんが、要は“切磋琢磨”と考えれば必要不可欠な要素であるはず。

社会経済の伸長のためには、切磋琢磨することは避けて通れないのです。

Q.あなたは誰かと切磋琢磨した経験はありますか? 先の生き残りのために何をしますか。


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