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039.人を大切にすると環境が良くなり、その環境で人はさらに活きる

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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人類は自分たちを取り巻く様々な環境の中で生きてきました。人が環境から受ける無意識下の影響は意外と大きく、生まれた環境、育った環境、選んだ環境によって大きく性格や人生が変わってしまうことも少なくありません。

そこで環境にまつわる興味深い理論があります。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングは「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという“象徴”になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」と提唱しました。これを“割れ窓理論”と言います。

このプロセスは、環境が悪い状態であるのを放置すると、それが「誰もその地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、そこに住まう人のパフォーマンスが下降する環境を作り出す。そしてモラルが低下して、組織の振興や安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。というものです。

これを防ぐためには、人を大切にすることが重要になってきます。環境を整備するというアプローチもありますが、個々人にフォーカスしなければ、結局のところ環境の悪化は無くなりません。テコ入れをすべきはその環境に生きる人自身なのです。

そうすれば、居心地の良い環境を維持しようと、自ずと環境に対する愛着も高まります。そして今度は、環境からいい影響を得るという好循環が生まれるのです。これは会社や組織にも同じことが言えるでしょう。

Q.あなたの所属する組織(環境)にはどのような魅力がありますか? 改善できるところは何でしょう。


39.運・不運でなく普通という立ち位置を知っている人の強さ