045.仕事は不測予測への求道。不満足な思想家は満足した愚者に勝る
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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毎日同じような生活の中でも突発的な事態が起こったりするように、ビジネスシーンにおいても不測の出来事に多々遭遇してしまうものです。だからこそ、先を予測してあらゆる想定外のことに備えることは、まさに“仕事への求道”と言えるかもしれません。
そんなビジネスの極致を求めるためには、自分の心構えが何よりも大切になってきます。それは不満足な探求者であることと密接。トラブルへの予測可能性とは満足によって生まれるものではなく、不満足な精神によって備わるのです。
功利主義を唱えたJ・Sミルは、「満足な愚者より不満足なソクラテス」という言葉を遺しました。これは、目先の欲望を満たすことで満足する愚者の生き方よりも、悩み続けることでいつまでも不満足である思想家の生き方の方が、より価値のある優れた生き方であるという意味です。
不満足な生き方が、果たして優れた生き方かというのはいささか疑問も残ります。しかし、仕事道を求める上では、備えや危機への普遍的真理を見い出そうと、会社や組織を正しい方向へ導くべく苦悶する姿勢はとても大切なこと。
売上や給与の“量”に安穏とせず、仕事やサービスの“質”に心を悩ませることが、道を拓くことに繋がるのです。
Q.あなたは今のポジションや給与に満足していますか? さらに目指すとしたら何ですか。