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144.正々堂々と長年放置した改善のツケは払う、未来の世代にツケを残さない

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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商品や飲食の代金をそのときには払わず、後でまとめて払うことを“ツケ”といいます。これは私たちの生活の中で広く浸透している支払いの方法で、先にサービスを受け取り後から支払う方法の全般をツケと言うことができるでしょう。クレジットカード払いなども広義のツケだと言えます。

このツケ払いは非常に便利で、しかも現金がなくても欲しいものが手に入るという、よく考えたら信じられないような支払い方法です。でも、その担保として必ず要求されるものがあります。それは“信頼”です。

たとえ支払い能力があったとしても、信頼がなければツケ払いは許してもらえません。額の問題もありますが、この人だからツケ払いでも良いという個別性で判断されるという特徴があり、誰もが利用できるものではありません。それは回収可能性と密接だからです。

これは仕事に対しても同じで、信頼がなければいざというときにツケを使うことはできません。また、借入金や事業改善のためのツケを支払わずに残すと後々大変なことになってしまいます。それは信頼取引ができなくなることによる、未来の選択肢が大幅に狭められるという形で会社の将来に襲い掛かってきます。

資金や収益は一過性のものであり、企業として存続していく上では信頼を土台にした経済力が必要になってきます。もしもツケを残したままだと、未来の世代にも大きな積み残しを渡すことになってしまう結果に。事業譲渡や合併といった会社の命運を決するときにも、大きな癌として認識されるでしょう。

だからこそ仕事においては特に、ツケを残さないことが大切です。結局は巡り巡って支払わなくてはならないものなら、最初から信頼というカード切る必要はありません。会社の状況に合った等身大の収支の在り方で十分です。

身の丈に合った経営で正々堂々と事業継続することこそ、堅固な会社づくりの鉄則なのでないでしょうか。

Q.あなたはツケ払いをよく利用しますか? ツケで苦労をしたことはありますか。


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