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090.価格以上のサービスを怒涛のように積み重ねる。値引きは最後の手段

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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サービスやモノには価値があり、必ず値段がつけられ(値付けできないものはそれだけの価値があり)ます。この価値は需要と供給から決められることが多く、つまるところ“希少性”があれば価値が高くなると言えます。

そして、価格を決めるのは“売り手”であるものの、価格設定の判断基準となるのは“市場”であり、実際に価値を決めるのは“買い手”である顧客だと言えます。そしてこの関係性は時代や場所にも大きく左右されます。例えば、大航海時代のポルトガルでは、胡椒は金よりも高価で非常に貴重とされましたが、今では各家庭のキッチンに並ぶ一般的な調味料ですよね。

この価格設定には3つの視点があると言えます。1つは売り手が売りたいと考える価格、次に、顧客が買っていいと思える売れる価格、そして、希少性を加味した売るべき価格です。この中で一番重視すべき価格は、2番目の“顧客価値の価格”です。

では、売りたい価格から値引きをして売れる価格に近づけたらいいのかというと、そうではありません。安易に値引きをすることは、その商品にかける熱意、スキル、創意工夫が損なわれてしまうためです。結果的に、企業自体の価値までも下げてしまうことに繋がる恐れも。

では、売りたい価格と売れる価格に隔たりがある場合、どうすればいいのでしょう。答えは、サービスを怒涛のように積み重ねることだと言えます。顧客が望むものをこれでもかと上乗せする、その姿勢に価値が付加されていくのではないでしょうか。

容易に値引きをせず企業努力を重ねる、そこに“真の希少価値”が生まれるのです。

Q.あなたの持つ希少価値は何でしょうか? 自分を安売りしてはいませんか。


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