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必読!サンライズに乗車するときの注意点

サンライズは走るビジネスホテルと言われていますが、ビジネスホテルだと思って乗ると痛い目に合うかもしれません。
サンライズは、ノビノビ座席、ソロ、シングル、シングルツイン、サンライズツイン、シングルデラックスと多種多様なグレードの座席・個室が用意されています。これらは料金が異なりますが、その価格差は部屋の広さだけでなく、アメニティの差でもあります。つまり、普通ならビジネスホテルにあるアメニティが、部屋によってはないということです。どういうことか詳しく説明していきます。

・最安のノビノビ座席について
ノビノビ座席は、個室ではなくあくまで”座席”という扱いなので、寝台券が必要ありません。そのため個室と比べて¥6000以上安いのですが、それは設備・アメニティにも影響します。
まず、ノビノビ座席にあるのは、毛布と枕カバー、そして使い捨ての紙コップだけです。
敷布団、枕、歯ブラシなどはありません!
枕がないのに枕カバーがあったり、歯ブラシがないのに紙コップがあるのは謎ですが、安いのにはそれなりの理由があるようです。枕が欲しいなら大人しく課金しましょう。
ちなみに私がノビノビ座席に乗るときはいつも携帯型のコンパクトな寝袋を持っていきます。アマゾンで¥2000くらいなので個室を利用するより安いです。

・ソロ、シングル、シングルツイン、サンライズツインについて
これらの個室は部屋の広さは異なりますが、アメニティは同じです。寝台ですので、枕、敷布団、掛布団などはもちろんあります。他にあるのは浴衣と使い捨てのコップ、スリッパだけです。浴衣は、旅館にあるような朝起きるとあられもない姿になってしまう一般的なアレです。
歯ブラシなどはありません。

・シングルデラックスについて
サンライズの中で四部屋しかない最上位個室です。この個室が皆さんが想像しているビジネスホテルといえるでしょう。
寝具はもちろん、タオル、靴磨き、シャンプーとコンディショナー、洗顔フォーム、シャワーキャップ、レディースキット(コットンと綿棒とヘアバンド)、歯ブラシと歯磨き粉、スキンウオーターとヘアリキッドとヘアトニック、くし、サニタリーバッグ、ティッシュ、シェーバーとシェービングフォーム、石鹸があります。
長いですね。
また他の個室とは異なり、シャワーカードが無料で貰えます。さらに個室内に洗面台があるため、いちいち共用の洗面台に行く必要はありません。

・シャワーについて
サンライズにはシャワーの設備がありますが、全員分の水量を確保できないためか、車内で数量限定のシャワーカードを購入し好きな時間に利用する、といった方式がとられています。
繁忙期にはすぐに売り切れになることもしばしば。
シャワーカードはラウンジにあるシャワーカード専用の自動販売機に¥300ちょっとを納めることでもらえます。1人原則1枚で、1枚につき6分間シャワーの水を出すことができます。
シャワー室にはシャンプー、ボディソープが備え付けられています。ラブホでよくおいてあるやつです。全然風が出ないドライヤーもあります。
しかし、シングルデラックス以外の人はタオルを持参する必要があります。
ちなみに、シングルデラックスを利用する人は専用のシャワー室を利用することができます。1つの編成の中にシングルデラックスは4室しかないので、4名のためだけのシャワー室が特別に用意されていることになります。
悔しかったら課金しろ、ということですね。

・まとめ
以上のように、サンライズの設備はグレードにより様々です。とりあえず言えることは、歯ブラシは必須ということです。サンライズの停車駅では大抵キオスクに売っているので事前に買いましょう。とりあえずシングルデラックス乗りたい…

トップ画像はWikipediaより
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jr_285_Sunrise_Izumo_fixed.jpg

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