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何事もやりきることが大切だ!不思議なエンパイアオブザサンの世界を覗いてみよう(オススメMV #28)

こんにちは、吉田です。
オススメMVを紹介する連載の28回目です。(連載のマガジンはこちら)

今回も前回同様、アーティスト特集となります。
前回はニュー・オーダーでしたが、今回はエンパイア・オブ・ザ・サンのMVを3つ紹介します。
(以前の「くせになる楽曲のニューオーダー、くせになるMVのエンパイアオブザサン、続けてどうぞ!」の回でニュー・オーダーだけでなくエンパイア・オブ・ザ・サンの特集もしたいと書いたので、連続で紹介します)

まず、以前紹介したMV、「Walking On A Dream」を再度ご覧ください。

何度観ても不思議なMVです。
最初観た時はふざけているのかと思いましたが、その不思議な魅力に何度観見返すこととなり、観れば観るほど病みつきになる...という不思議なMVです。

エンパイア・オブ・ザ・サン(Empire of the Sun)は、2007年にオーストラリアで結成されたユニットで、2008年のファーストアルバムのタイトルチューンにもなっているこの「Walking On A Dream」で鮮烈なデビューを飾りました。

最初にこのMVを観た時の衝撃は今でも忘れません。
上にも書きましたが、最初は『ふざけているんだろうか...』と思ったのですが、文句を言わせないほどのゆるぎない世界観によって、決してふざけているのではなく真剣に取り組んでいるのだろうと思わされました。

そして、それはこのMVに続く他の楽曲のMVを観て確信に変わりました。
皆さんも、ぜひ次の動画をご覧いただき、彼らのゆるぎない世界観を確認してみてください。
そのMVは「Alive」です。

どうですか?
何にも融合しない、何も真似ない、彼ら独自の世界観。
ちょっと暑苦しい感じもするのですが、全く嫌な感じはしません。
それほど彼らは真剣に彼らの世界観を我々に伝えようとしているのでしょう。

そもそもバンド名の「Empire of the Sun」というのも、直訳すると「太陽の帝国」です。
ふざけて付けているとも思えますが、彼らのMVを観る限りは大まじめにつかているんでしょうね。多分...

この「Alive」は2013年リリースのセカンドアルバムからのシングルカットなのですが、ファーストアルバムが2008年でセカンドアルバムが2013年と5年を掛けてリリースされているのも好感が持てます。
(2人組なんですが、それぞれ別々のバンドを持っているようなので、それぞれのバンドの活動もあるのかもしれませんね)

さて、最後のMVの紹介です。
このMVを観ても彼らのぶれない世界観が見て取れます。
「High And Low」、2016年のサードアルバムからのシングルカットです

もう「ふざけている」とは言えないですよね。
この被り物を見ているだけでも「参りました...」と言いたくなります。
それぐらい彼らの世界観はゆるぎないものがあります。

彼らのMVは独自の世界観に貫かれているのですが、それ以外にも特徴があります。
それは、「映像がきれい」という点です。
原色を多用した色使いですが、これも相当インパクトが強いはずですが、いやな感じがせずに素直に受け入れることができます。
正直不思議なのですが、独自の世界観との組み合わせが強いインパクトを打ち消しあっているのかもしれません。

独特な世界観のMVが強く印象に残りますが、実は楽曲も素晴らしいのが、エンパイア・オブ・ザ・サンの特徴でもあります。
これだけインパクトのある映像のMVですが、何度観ても飽きずに見返すことができるのは楽曲自体のクオリティも高いからと言えます。
つまり、ミュージシャンとして素晴らしい楽曲を作っている、というベースがまずあって、その上での独自の映像のMVなんですね。

そろそろお別れの時間です。
今回のオススメMVはいかがでしたでしょうか?
2021年最初のオススメMVの連載ですが、「何事もやりきることが大切だ!」というテーマでお送りしました。
他の人から「ちょっとヘンじゃないの?」と思われたとしても、自分自身にとって意味がありやるべき価値があると思うのであれば、「やりきる」ことで何かが生まれると確信しています。

私も皆さんも「やりきる」一年になりますように。

ではまた次回に。

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