2020-07-15 動じない村上と窮屈な勝負と #021


雨も挟まりながらも接戦をモノにすることができた。ビジターではとりあえずカードで1勝することが大事。連勝ストップ後の勝利の意味合いは大きいよ。

さて、今日の両先発イノーアとガルシア。どちらも制球アバウトながらなんとなく打ち取っている感じで、配球を基本に見ている立場からすると非常に退屈な試合になっていた。

イノーアに関しては5回以に入ってある程度制球にも意図が見え始めたかな。何がともあれ5回1失点。次のピッチングにも期待。

ピックアップはやはり村上の決勝打。

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打席途中のヤジで試合がストップしても、村上は動じることなく中前へ勝ち越しの2点打を放った。「聞こえました。結果的に打てたのでよかったと思います」と涼しい顔で振り返った。

ちょっと理に敵わない判定。間を空けたらヤジが飛ぶ相手はノウミサンというあまりいい環境とは言えない中でも結果を出した村上。勝負だけ見ると正直阪神側が勝負を焦りすぎたかな?って気もしてる。相手がイライラするような追い込み方をしたのなら、もっと誘いにいく選択肢の方がよかったかなぁと感じた。同点で満塁という事もあり、勝負が窮屈なモノになってしまった感もある。それにしても村上がすごい。21試合で24打点。1試合1打点ペースを超えている。このままいけば100打点は固いが、課題は次の打者になってくると思う。ここまでは西浦と山崎が5番不在の穴を埋めてきたが調子は下降気味。そろそろエスコバーが温まってきたので打順を繰り上げてもいいかもしれない。

逆に勝負が窮屈になったが故に選択肢を謝ったように見えた部分もある。6回ウラ福留の打席。

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1打出れば同点。慎重にいきたい気持ちは分かる。そしてマクガフの調子を考えれば甘く入りたくない気持ちも分かるが、相手はベテランの福留。最近の福留はどちからと言えば球速への対応ができなくなってきている。押し切れた相手に対し、この場面はもっと甘い球で勝負が出来たんじゃないかと感じた。3ボールからカットボールで空振りを奪えはちょっとむずかしい。ネクストが同じ低打率ながら速球への対応はできる近本でもあった。結果の押出し四球はゾーンに嫌われたところもあるので責められないが。

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その後糸井への攻め方がこれ。コレと同じ攻め方を福留にも出来てたらなぁと。村上とノウミサンのケースもそうだけどいざ窮屈な勝負になると相手を見た勝負ができなくなる事ってあるのよね。人がやるスポーツだからこその難しさだなぁと感じてる。

最後井野さんの打席

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前回身の程を知る井野さんと若干失礼な物言いをしてしまったが、今日のバッティングは素晴らしかった。向こうがたかをくくるような直球勝負で来る中で粘った末のタイムリー。れも窮屈な勝負。その中で変化をつけたスプリットを見極めたのも大きい。井野さんお見事でした。

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